90分に驚愕の同点ミドルを放ったキミッヒ [写真]=Getty Images
ブンデスリーガ第17節が24日に行われ、バイエルンとケルンが対戦した。
リーグ再開初戦となった前節は、アウェイでライプツィヒと引き分けた首位のバイエルン。ホームで迎えたこの一戦は、前節7ゴールをあげて勝利し勢いのあるケルンに苦しい展開へと持ち込まれる。開始4分、ケルンはCKを獲得すると、フロリアン・カインツのキックをユリアン・シャボが頭で逸らし、最後はエリス・スキリが押し込む。デザインされたセットプレーで、立ち上がりにケルンがリードを奪うことに成功する。
1点ビハインドとなったバイエルンもすぐさま反撃。14分、テンポの良い繋ぎから最後はレオン・ゴレツカがラストパスを送ると、セルジュ・ニャブリが決定機を迎えるも、シュートはGKマルヴィン・シュヴェーベに阻まれる。その後も何度かゴールに迫るシーンを作るも、ケルンのブロックを崩しきることはできず、このままハーフタイムへと突入する。
後半開始から両チームは2枚ずつ交代カードを切ると、ゲームは1点を追うバイエルンが主導権を握り、ケルンが自陣に引いて守る展開に。49分にはライアン・フラーフェンベルフがミドルで同点弾を狙うも、ボールはポストを掠めて外れる。その後もキングスレイ・コマンやレロイ・サネを軸にケルン守備陣を脅かすも、なかなかゴールを破ることはできない。
それでも迎えた90分、堅固なブロックに苦しみ続けたバイエルンは、ジョシュア・キミッヒがそのブロックの外側からミドルシュートを放つ。GKから逃げるような軌道を描いたボールは、クロスバーに当たってゴールネットを揺らし、起死回生のスーパーゴールでバイエルンが土壇場で同点に追いついた。
試合はこのまま終了。バイエルンは終盤になんとか追いついたものの、2試合連続のドローで暫定2位のライプツィヒとの差が「4」に縮まった。
次節、バイエルンは28日にホームでフランクフルトと、ケルンは29日にアウェイでシャルケと対戦する。
【得点者】
0-1 4分 エリス・スキリ(ケルン)
1-1 90分 ジョシュア・キミッヒ(バイエルン)
By サッカーキング編集部
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