板倉滉は5戦連続フル出場も、チームは大敗 [写真]=Getty Images
ブンデスリーガ第20節が12日に行われ、ボルシアMGとヘルタ・ベルリンが対戦した。
年明けから再開したブンデスリーガにおいて、ボルシアMGはここまで4試合を消化。1勝1分2敗とやや低調な成績となっている。2試合ぶりの白星を狙う今節は、再開後の4試合すべてで黒星を喫しており、降格圏の17位に沈むヘルタ・ベルリンと敵地で激突。板倉滉は5試合連続のスタメン出場を飾った。
試合の均衡が破れたのは17分。ボルシアMGは右コーナーキックを獲得。ルカ・ネッツが左足で正確なボールを放り込むと、ペナルティエリア内でフリーになったニコ・エルヴェディがヘディングシュートを沈める。ボルシアMGが敵地で先手を取った。
1点ビハインドとなったヘルタ・ベルリンだったが、30分には敵陣右サイドでボールを奪い返したところから攻撃をスタート。トルガ・ジエルジとのワンツーで右サイドを突破したマルコ・リヒターが中央へ折り返すと、最後はファーサイドでフリーになっていたジェシク・エンガンカムが押し込んだ。ヘルタ・ベルリンが試合を振り出しに戻し、このままハーフタイムに突入している。
後半に入ると早い時間帯に再び試合が動く。52分、リヒターのパスから右サイド深い位置に侵入したリュカ・トゥザールがクロスボールを供給。これはニアサイドで弾き返されたものの、こぼれ球をジエルジが回収する。左に流すと、駆け上がってきたマートン・ダルダイが左足で強烈なミドルシュート。スピードのある一撃はクロスバーに当たってゴールに吸い込まれ、ヘルタ・ベルリンが逆転に成功した。
なんとか同点に追い付きたいボルシアMGは87分、クアディオ・コネが自陣から持ち運んでパスを付けると、フリックからヨナス・ホフマンが左サイドを抜け出す。折り返しにマルクス・テュラムが合わせたが、枠を捉えたシュートはGKオリヴァー・クリステンセンに弾き出された。
後半アディショナルタイムに突入すると、ヘルタ・ベルリンが勝利を決定的なものとするゴールを記録。デリー・リオネル・シャーハントが前線で板倉を抑えてボールをキープすると、反転から右足シュートを叩き込む。そこからおよそ5分後にはドディ・ルケバキオがPKを沈めた。
試合はこのままタイムアップ。ボルシアMGは2試合連続で白星を逃すこととなり、上位進出へ向けて痛い足踏みとなった。一方、ヘルタ・ベルリンにとっては5試合ぶりの勝利に。遠藤航、伊藤洋輝、原口元気が所属しているシュトゥットガルトを抜いて16位に浮上した。未だ降格圏ながらも、浅野拓磨が所属している15位のボーフムとの勝ち点差を「2」に縮めている。
次節、ボルシアMGは18日にバイエルンをホームに迎える。一方、ヘルタ・ベルリンは19日に敵地でドルトムントと対戦する。
【得点者】
0-1 17分 ニコ・エルヴェディ(ボルシアMG)
1-1 30分 ジェシク・エンガンカム(ヘルタ・ベルリン)
2-1 52分 マートン・ダルダイ(ヘルタ・ベルリン)
3-1 90+1分 デリー・リオネル・シャーハント (ヘルタ・ベルリン)
4-1 90+7分 ドディ・ルケバキオ(PK/ヘルタ・ベルリン)
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト