鎌田はフル出場もチームは敵地で完敗 [写真]=Getty Images
ブンデスリーガ第20節が12日に行われ、フランクフルトとケルンが対戦した。
直近の公式戦9試合を6勝3分と無敗で駆け抜けているフランクフルト。7日にはDFBポカール・ラウンド16でダルムシュタットを4-2で撃破しており、鎌田大地は今季の公式戦通算13ゴール目を挙げていた。今節の相手は中位を抜け出せていないケルン。鎌田はブンデスリーガ2試合連続、長谷部誠は3試合連続のスターティングメンバーに名を連ねた。
試合は序盤から好調のフランクフルトが良いシーンを作り出す。11分、右サイド高い位置でアウレリオ・ブタがボールを奪うと、ルーズボールを拾ったイェスパー・リンドストロムが対峙するDFを振り切ってペナルティエリア右に侵入。マイナスへ折り返したが、フリーのランダル・コロ・ムアニには合わない。24分にはリンドストロムがダイレクトで前線へ繋ぎ、コロ・ムアニが前を向いてペナルティエリアに侵入。右足を振ろうとしたものの、必死に戻ったベンノ・シュミッツがフィニッシュまで持ち込ませなかった。前半はこのままスコアレスで終了している。
後半に入ると立ち上がりに試合の均衡が破れる。キッカーを務めたフロリアン・カインツはショートコーナーを選択し、リントン・マイナとのワンツーから鋭いボールを送る。最後はティモ・ヒューバスがヘディングシュートを沈めた。
同点を目指すフランクフルトは前へ押し込む時間を増やしたものの、71分にはケルンが見事なカウンターを完結。フランクフルトは左コーナーキックをショートで繋ぎ、タイミングをずらしてクロスボールを放り込むが、ペナルティエリア内で弾き返される。このクロスボールが味方に繋がると、ボールを受けたマイナが長谷部を引きつけて横へ繋ぎ、サルギス・アダムヤンがシュート。ここはGKケヴィン・トラップに阻まれたものの、こぼれ球をエリス・スキリが頭で押し込んだ。86分には左サイドからのクロスボールがクリアされるも、ペナルティエリア内でスキリが反応。ダイレクトで右足シュートを沈め、スキリの“ドッペルバック”でケルンが勝利を決定的なものとした。
試合はこのままタイムアップ。フランクフルトは公式戦10試合ぶりの黒星を喫しただけでなく、第9節ボーフム戦以来となる無得点、そして3失点で試合を終えた。鎌田はフル出場、長谷部は80分までプレーした。一方、直近2試合はスコアレスドローとなっていたケルンにとっては4試合ぶりの白星に。加えて、3試合連続のクリーンシートを記録した。
次節は18日に行われ、フランクフルトはホームでブレーメンと、ケルンは敵地で遠藤航、伊藤洋輝、原口元気が所属しているシュトゥットガルトと、それぞれ対戦する。
【得点者】
1-0 49分 ティモ・ヒューバス(ケルン)
2-0 71分 エリス・スキリ(ケルン)
3-0 86分 エリス・スキリ(ケルン)
By サッカーキング編集部
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