ナポリ相手に奮闘…鎌田に地元メディアが高評価「なぜ彼の退団が損失なのか示した」

　チャンピオンズリーグ（CL）決勝トーナメント1回戦・ファーストレグのナポリ戦にフル出場したMF鎌田大地に対し、現地メディア『Frankfurter Rundschau』が高評価を与えている。

　CLベスト8入りをかけた戦いの第1戦で、本拠地にナポリを迎えたフランクフルト。序盤こそナポリを押し込んだものの、次第に相手に主導権を握られると、前半のうちにカウンターから先制点を許す。さらに後半にはランダル・コロ・ムアニが一発退場になると、数的不利となった65分にも追加点を奪われ、ホームで0－2という厳しい結果となった。

　フランクフルトの出場選手の採点を行なった『Frankfurter Rundschau』は、前半のPKストップを含め多くの好セーブを見せたGKケヴィン・トラップを最高評価に。そして、守護神に次いで高い評価を鎌田に与え、「欧州カップ戦の顔がまたしても姿を現した。プレーを楽しみ、勇敢に挑んだ。チームのエンジンを回そうと試みた。またしても、起こりうる彼の退団がなぜ損失になるのかを示しただろう」と振り返った。

　セリエAで圧倒的な強さを誇るナポリを相手に、攻めてはボランチの位置から前線のチャンスに絡めば、守っては豊富な運動量と積極的なデュエルで存在感を見せた鎌田。エースのコロ・ムアニが不在となるセカンドレグでは、チームを逆転勝利に導くことができるのだろうか。