フランクフルトとライプツィヒが対戦 [写真]=Getty Images
ブンデスリーガ第22節が25日に行われ、フランクフルトとライプツィヒが対戦した。
フランクフルトは12日に行われた第20節ケルン戦を0-3で落とし、2023年に入ってからの公式戦初黒星を喫した。続く第21節ブレーメン戦は2-0で白星を飾ったが、21日に開催されたチャンピオンズリーグ(CL)・決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)ファーストレグではセリエAで首位を走るナポリを相手に0-2で敗北。勢いを取り戻したい今節の相手はライプツィヒだ。ライプツィヒも2023年に入ってからは1敗でシーズンを駆け抜けており、22日に行われたCL・ラウンド16のマンチェスター・C戦も1-1のドローで終えていた。
6位フランクフルトと5位ライプツィヒの勝ち点差は「1」。今後の上位争いの行方を占う一戦に、フランクフルトの長谷部誠と鎌田大地はスタメン出場。一方のライプツィヒはヨシュコ・グヴァルディオール、コンラッド・ライマー、ティモ・ヴェルナーらが先発に名を連ねた。
試合は立ち上がりの5分に動く。敵陣でボールを奪ったところからエミル・フォルスベリがスルーパスを通すと、抜け出したヴェルナーが一気にスピードアップ。そのまま左足でゴールに流し込み、ライプツィヒが先手を取った。
その後もライプツィヒのペースで試合は進み、フランクフルトにとっては我慢の時間が続く。40分にはピッチ中央付近で前を向いたドミニク・ソボスライのスルーパスにヴェルナーが反応。左サイドを破ってペナルティエリア左に侵入すると、寄せてきた長谷部の股を通す折り返しを狙う。最後は走り込んだフォルスベリがゴールネットを揺らし、ライプツィヒが2点をリードしてハーフタイムに突入した。
後半に入ると徐々にフランクフルトが攻撃の形を作り出す。立ち上がりにイェスパー・リンドストロムやランダル・コロ・ムアニが強引にフィニッシュまで持ち込む場面を作ったものの、得点には繋げられず。続く60分には鎌田のスルーパスにリンドストロムが反応。左足で放ったクロスボールはファーサイドに流れたが、フリーでボールを拾ったアウレリオ・ブタがマイナスに折り返す。走り込んできたジブリル・ソウが右足で強烈な一撃を叩き込み、フランクフルトが1点を返した。
その後はフランクフルトが主導権を握ったものの、終盤にはライプツィヒも決定的なシーンをを迎える。それでも両者にこれ以上の得点は生まれず、試合はこのままタイムアップを迎えた。
“上位対決”を落としたフランクフルトはブンデスリーガ2試合ぶりの黒星を喫し、CLのナポリ戦に続く無得点での公式戦2連敗となった。鎌田は79分、長谷部は88分までプレーしている。一方、ライプツィヒはブンデスリーガ2連勝を記録。CLを含めると公式戦3戦無敗となった。
次節、フランクフルトは3月5日に敵地でヴォルフスブルクと対戦する。一方、ライプツィヒは同3日にドルトムントの本拠地に乗り込む。
【得点者】
1-0 6分 ティモ・ヴェルナー(ライプツィヒ)
2-0 40分 エミル・フォルスベリ(ライプツィヒ)
2-1 61分 ジブリル・ソウ(フランクフルト)
By サッカーキング編集部
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