エースのフュルクルクが先制点 [写真]=Getty Images
ブンデスリーガ第22節が25日に行われ、ボーフムとブレーメンが対戦した。
現在ブンデスリーガ2連敗中のボーフムは16位と降格圏に沈んでいる。いずれの2試合ともに無得点で終わっており、浅野拓磨を筆頭に攻撃陣の躍動が降格圏脱出の鍵を握ってきそうだ。今節の相手は11位と中位をなかなか抜け出せていないブレーメン。浅野は2試合連続のスタメン出場を飾っている。
試合の均衡が破れたのは29分。ブレーメンは自陣で細かくパスを繋いだところから左サイドに大きく展開すると、開いたポジションを取っていたアントニー・ユングが競り勝って頭で繋ぐ。ゴール前のスペースに落ちたボールにニクラス・フュルクルクが反応。倒れ込みながらも右足でゴールネットを揺らし、ブレーメンが先手を取った。ブンデスリーガ得点ランキングのトップを走るフュルクルクにとっては今季の14得点目となっている。
その後もブレーメンが試合を優位に進め、前半終了間際の43分には大きな追加点を記録。自陣でボールを奪ったところから一気にスピードを上げ、ニクラス・シュミットがボールを持ち運ぶ。一度やり直してボールを落ち着けると、ペナルティエリア手前でボールを受けたユングのスルーパスからシュミットがペナルティエリア内に侵入。冷静にGKとの1対1を仕留め、ブレーメンが2点をリードしてハーフタイムに突入した。
後半に入ってもボーフムはなかなか決定的なシーンを作り出すことができない。対するブレーメンは59分、マーヴィン・ドゥクシュがペナルティエリア手前で得たフリーキックを直接叩き込み、勝利を手繰り寄せる3得点目を挙げた。
試合はこのままタイムアップ。ボーフムは敵地で最後までブレーメンを攻略できず、ブンデスリーガ3連敗となった。浅野は65分までプレーしている。一方、ブレーメンは“エース”フュルクルクが4試合ぶりの得点を挙げ、ブンデスリーガ3戦ぶりの白星を飾った。
次節、ボーフムは3月4日に吉田麻也が所属するシャルケをホームに迎える。下位に沈むチーム同士の“直接対決”だ。一方、ブレーメンも同じく4日、敵地でアウクスブルクと対戦する。
【得点者】
1-0 29分 ニクラス・フュルクルク(ブレーメン)
2-0 43分 ニクラス・シュミット(ブレーメン)
3-0 59分 マーヴィン・ドゥクシュ(ブレーメン)
By サッカーキング編集部
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