ブンデスリーガ第22節が26日に行われ、同勝ち点で並ぶバイエルンとウニオン・ベルリンが対戦した。
前日の試合でドルトムントが勝利を収めたことを受け、暫定的ながら2位に後退したバイエルンは、負傷により戦列を離れていたFWサディオ・マネがベンチ入り。中盤には、キングスレイ・コマン、トーマス・ミュラー、ジャマル・ムシアラが入り、レロイ・サネとセルジュ・ニャブリがベンチスタートとなった。
対するウニオン・ベルリンは、ミッドウィークにヨーロッパリーグのプレーオフでアヤックス相手に勝利し、自信を深めているところ。コンディション面は気になるところだが、アンドラス・シェーファー以外の全選手を起用可能。持ち前の堅守をベースに、勝ち点奪取に期待がかかった。
雪が降る中で始まった一戦は、立ち上がりからホームのバイエルンが攻勢に出る。5分には、左サイドでボール持ったアルフォンソ・デイビスがボックス左のスペースを狙うエリック・マキシム・チュポ・モティングにパスを送ると、これを受けたチュポ・モティングがボックス中央に走り込むミュラーへラストパス。しかしミュラーのシュートはヒットせず、DFにクリアされた。
その後も右のコマン、左のデイビスを起点にゴールへと迫ったが、球際で強さを見せるウニオン・ベルリンの守りを崩しきれない。それでも31分、右サイドからコマンがクロスを上げると、ファーサイドにいたチュポ・モティングが頭が合わせて先手を奪った。
主導権を握るバイエルンは40分、クリアボールをミュラーがフリックし、裏に抜け出したコマンがボックス右でGKをかわしてシュート。リードを広げると、前半のアディショナルタイムにも、ボックス右の深い位置まで侵入したミュラーがゴールライン際からボールを折り返し、これを20歳の誕生日を迎えたムシアラが流し込んで3-0とした。
迎えた後半も攻撃の手を緩めないバイエルンは65分、約3カ月の離脱期間を経て復帰を果たしたマネを投入。その後もニャブリやジョアン・カンセロ、サネらが送り出され、それぞれが好機を演出するも、4点目を奪うことはできなかった。結局、試合はバイエルンが3-0で勝利し、首位の座をキープした。
【得点者】
1-0 41分 エリック・マキシム・チュポ・モティング(バイエルン)
2-0 40分 キングスレイ・コマン(バイエルン)
3-0 45分+1 ジャマル・ムシアラ(バイエルン)
By サッカーキング編集部
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