好調のドルトムントが2023年の公式戦全勝を維持 [写真]=Getty Images
ブンデスリーガ第23節が3日に行われ、ドルトムントとライプツィヒが対戦した。
2023年に入ってからは公式戦9試合全勝と絶好調のドルトムント。前節終了時点で首位のバイエルンと勝ち点「46」で並び、一気に今季の優勝争いに名乗りを上げている。対するライプツィヒは前節終了時点で4位。2月11日に行われた第20節ウニオン・ベルリン戦で敗れた後はブンデスリーガ2連勝を飾り、チャンピオンズリーグ(CL)・決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)のマンチェスター・C戦でもファーストレグを引き分けで終えるなど、状態は決して悪くない。上位陣同士の一戦が実現した。
ドルトムントはマルコ・ロイス、ジュード・ベリンガム、セバスティアン・ハラーらがスターティングメンバー入り。一方、ライプツィヒはヨシュコ・グヴァルディオール、ザヴェル・シュラーガー、クリストファー・エンクンクらが先発に名を連ねた。
試合は13分、ピッチ中央やや左寄りの位置で前を向いたベリンガムが背後に浮き球のボールを送ると、抜け出したユリアン・ブラントが右足でゴールネットを揺らした。しかし、ブラントのコントロール時にハンドが確認されたため得点は認められず。18分には自陣から細かくパスを繋いで前進すると、再びベリンガムのスルーパスにブラントが反応。ペナルティエリア右からフィニッシュまで持ち込むも、ここはグヴァルディオールのスライディングにブロックされた。
攻撃でリズムを作り出し続けるドルトムントは20分、ブラントとのパス交換で右サイドから中央へ運んだマリウス・ヴォルフが右足で背後のスペースへボールを送ると、飛び出したロイスがGKをかわそうとした際にボックス内で倒される。レフェリーはファウルを宣告し、ドルトムントにPKが与えられた。このPKをロイス自身が左隅に沈め、ドルトムントが先手を取っている。
続く39分にもドルトムント。右サイド高い位置でフリーキックを獲得すると、ブラントが右足でクロスボールを放り込む。これはニアサイドで弾かれたものの、こぼれ球にエムレ・ジャンが反応。バウンドさせたボールは密集地帯を抜けてゴールネットを揺らす。ドルトムントが大きな追加点を挙げ、ハーフタイムに突入した。
後半に入るとライプツィヒも徐々にゴールに迫る回数を増やしていく。47分には右サイドでのパス交換からアンドレ・シルヴァが右足アウトサイドでシュート。ここは枠を外れた。69分にはエミル・フォルスベリのスルーパスをエンクンクがスルーし、抜け出したA・シルヴァがペナルティエリア左に侵入。右足で狙ったシュートは相手GKアレクサンダー・マイヤーに阻まれた。
ライプツィヒが良い流れで迎えた74分、敵陣中央で前を向いたシュラーガーが左足で浮き球のスルーパスを供給。途中出場のダヴィド・ラウムが背後のスペースを突き、ワントラップからシュート性のクロスボールを送ると、最後はフォルスベリが押し込んだ。
後半アディショナルタイムには途中出場のティモ・ヴェルナーがペナルティエリア右から右足で強烈なボレーシュートを放ったものの、ここはニコ・シュロッターベックが肩でブロック。最後まで攻撃に出たものの、ライプツィヒに2点目は生まれず、試合はこのままタイムアップを迎えた。
これでドルトムントはブンデスリーガ8連勝、公式戦10連勝とし、2023年の“全勝記録”を継続。今節を未だ消化していないバイエルンにプレッシャーをかけることに成功した。一方、ライプツィヒはブンデスリーガ3戦ぶり黒星となっている。
この後、ドルトムントは7日にCL・ラウンド16セカンドレグのチェルシー戦が予定されている。次節のブンデスリーガでは、11日に敵地で吉田麻也が所属するシャルケとの“レヴィアダービー”に臨む予定だ。一方、ライプツィヒは次節、11日に板倉滉が所属するボルシアMGをホームに迎える。
【得点者】
1-0 21分 マルコ・ロイス(PK/ドルトムント)
2-0 39分 エムレ・ジャン(ドルトムント)
2-1 74分 エミル・フォルスベリ(ライプツィヒ)
By サッカーキング編集部
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