[写真]=金田慎平
フランクフルトに所属する元日本代表MF長谷部誠が都内で会見を行い、2023-24シーズンまでの現役続行を発表した。
シーズン中にクラブ役員とともに来日し、記者会見を開催することは異例の出来事で、その理由については「長谷部選手は日本のスターなので、敬意を示すために日本で会見を行うことになりました(マルクス・クレーシェ役員)」と説明。長谷部も「昨年の11月にジャパンツアーで浦和レッズとガンバ大阪と対戦させていただきました。クラブと方たちは『長い目で日本とは良い関係を築いていきたい』と言ってくれていて、その中で自分もアンバサダー契約を結んで日本とフランクフルト架け橋になりたいと思っています。その中で記者会見を日本で行いたいという話もありました。ちょうど4月から日本でのアカデミーが始まるので、このタイミングで一度に行って日本とのつながりを深める意味合いもあります。日本の選手や浦和レッズとの提携も含め、常に日本との関係を大事にしている」と明かしてくれた。
長谷部は今シーズンで現役生活にピリオドを打ち、その後はコーチングスタッフに就任することが規定路線となっていたが、2023-24シーズンまで選手キャリアを続行することになった。その理由の一つとして、先日行われたチャンピオンズリーグラウンド16のナポリ戦(2試合合計0-5で敗退)を挙げ「ナポリ戦は2試合ともにピッチに立てず、チームも敗れてしまったことに二重の悔しさがありました。その悔しさを感じたことに喜びを感じていて、まだ自分はこの舞台に立ちたい。もっと上手くなりたい。もっとこのチームで大きなことを成し遂げたい。そう改めて思った」と話した。
また家族の存在についても言及。「昨年の10月にチャンピオンズリーグでケガをして、引退を考えました。でも、そこからケガが治ってプレーをして、自分がまだサッカーを楽しんでいる。またやりたいという気持ちが出てきた。最終的に決めたのは、つい最近家族で会議をした。娘がエスコートを経験してすごく喜んでいて、家族と話し合って『またエスコートキッズやりたいからサッカーやって!』と言われて(笑)。それだけではないですけどね(笑)。」と冗談混じりに説明した。
By サッカーキング編集部
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