カタールW杯のエクアドル代表にも選出されていたパチョ [写真]=FIFA via Getty Images
フランクフルトは30日、ベルギーのロイヤル・アントワープからエクアドル代表DFウィリアン・パチョが完全移籍加入することを発表した。2022ー23シーズンが終了した7月1日付での加入となり、2028年夏までの5年契約を結ぶ。
パチョは2001年10月16日生まれの現在21歳。センターバックを主戦場とする左利きの選手だ。母国のインデペンディエンテでプロキャリアをスタートさせ、2022年1月にロイヤル・アントワープに加入した。シーズン途中の加入ということも影響し、2021-22シーズンは出場機会に恵まれなかったものの、今シーズンは序盤から定位置を確保。ここまでジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)第30節終了時点で29試合のピッチに立っており、ベルギーカップ5試合、ヨーロッパカンファレンスリーグ予選でも5試合に出場している。
また、2022年9月にはエクアドル代表に初招集。出場機会こそなかったものの、FIFAワールドカップカタール2022に臨むエクアドル代表にも選出されていた。3月28日に開催されたオーストラリア代表との国際親善試合で代表初出場を飾ると、セットプレーからのヘディングシュートで代表初ゴールもマーク。2-1での逆転勝利に貢献した。
ドイツメディア『スカイスポーツ』によると、今回の完全移籍に際し、フランクフルトは移籍金900万ユーロ(約13億円)を支払うことになるという。フランクフルトは、ここまで公式戦35試合に出場して1ゴールを挙げているフランス人DFエヴァン・ヌディカとの契約が今季限りで満了を迎える。同選手の退団が濃厚と報じられる中、同じく左利きの若手センターバックの確保に成功した。
加入に際し、パチョはフランクフルトのクラブ公式HPを通して新天地での意気込みを語っている。
「まず第一に、感謝の言葉を伝えたい。ここに来ることができて非常にうれしいよ。加入の決め手は理由はたくさんあるが、僕自身ブンデスリーガが好きで、いつかここでプレーするのが夢だったということが大きい。このクラブのからのオファーを耳にして、すぐに面白いと感じた。それが、フランクフルトに加入と強く思った理由の1つだ。こうして移籍が決まり、自分の決断にとても満足している」
By サッカーキング編集部
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