ゴールを決めたバイエルンのデ・リフト[写真]=Getty Images
ブンデスリーガ第27節が8日に行われ、フライブルクとバイエルンが対戦した。
堂安律が所属するフライブルクは3日前に行われた同カードのDFBポカール準々決勝でバイエルンに2-1で勝利し、準決勝に進出。リーグ戦では4位と、来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を狙える位置につけている。
一方のバイエルンは、代表ウィークにユリアン・ナーゲルスマン前監督を電撃解任。新たにトーマス・トゥヘル監督を招へいし、2日に行われたドルトムントとの “デア・クラシカー”に勝利して首位に立った。しかしDFBポカールではフライブルグに敗れ、シーズン3冠の夢が断たれただけに、今節のフライブルク戦で勝利を収め雪辱を果たしたいところだった。
この試合でフライブルクの堂安律は先発出場。試合は立ち上がり8分、バイエルンが左サイド深くからセンタリングを上げ、ゴール前中央で待っていたセルジュ・ニャブリが絶好のタイミングでヘディングシュート。しかし、これをフライブルクGKマルク・フレッケンに阻まれる。
続く18分にもペナルティエリア内でサディオ・マネがワンツーで抜け出し、GKフレッケンと1対1を迎えるが、浮き球のシュートは枠をわずかに外れた。さらに34分、ファーポストに向けて蹴られたバイエルンの左CKをマタイス・デ・リフトが頭で落とし、べンジャマン・パヴァールが右足でシュート。しかし、フライブルグの決死のブロックに遭った。
すると前半終了間際の44分、今度はフライブルクが決定機を迎える。GKフレッケンのロングキックを前線でフリック、これを拾ったミハエル・グレゴリチュがペナルティエリア左からグラウンダーで折り返し、飛び込んだ堂安が右足で合わせるもボールはゴールポストを叩く。このチャンスをものにできず、両チーム無得点のまま前半を終えた。
後半に入り、ゲームが動いたのは51分、バイエルンのデ・リフトがペナルティーエリア外から右足で強烈なミドルを放つ。外に逃げる軌道のボールをフライブルクGKフレッケンは触れることができず、バイエルンが先制した。
その直後の53分、ペナルティエリア内でのフライブルク選手のハンドの有無がVARで検証され、オン・フィールド・レビューの結果、ハンドはなしという判定に。続く56分、バイエルンのミュラーが右サイドからクロスを上げ、そこにマネが飛び込んで合わせるも、GKフレッケンのスーパーセーブに阻まれた。
対するフライブルクは70分、右サイドからのルーカス・へーラーのクロスに、ロランド・シャライが強烈なボレーを放つも、今度はバイエルンのGKヤン・ゾマーがスーパーセーブ。同点に追いつくことはできなかった。
終盤はバイエルンが多くの好機を作るも、GKと一対一になったレロイ・サネのシュートは枠を外れ、アディショナルタイムに訪れたニャブリの決定機はポストに阻まれ、試合は0-1でアウェイのバイエルンが勝利。フライブルクの堂安律は84分に交代でピッチを退いた。
バイエルンは首位を堅持し、一方のフライブルクは9日に行われるライプツィヒの結果次第では5位に後退する可能性も。次節は15日〜17日に行われ、フライブルクはアウェイでブレーメンと、バイエルンはホームでホッフェンハイムと対戦する。
【得点者】
0-1 51分 マタイス・デ・リフト(バイエルン)
By サッカーキング編集部
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