バイエルンがホームで痛恨のドロー [写真]=Getty Images
ブンデスリーガ第28節が15日に行われ、バイエルンとホッフェンハイムが対戦した。
先月終盤にトーマス・トゥヘル新監督が就任したバイエルンは4月1日に行われたドルトムントとの“デア・クラシカー”を制し、ブンデスリーガの首位に返り咲き。前節はアウェイでフライブルクに辛勝し、新体制でリーグ戦連勝を飾った。今節はホームに14位ホッフェンハイムを迎えての一戦。リーグ戦3連勝に向けて、ジョシュア・キミッヒやトーマス・ミュラー、レロイ・サネらがスタメンに名を連ねた。
序盤からボール保持率で上回るバイエルンがホッフェンハイムを押し込む展開が続く。5分には細かいパス交換からベンジャマン・パヴァールが強烈なミドルシュートを放つもボールは惜しくも枠の上へ。16分には敵陣右サイドを崩すと、ミュラーの折り返しを受けたセルジュ・ニャブリが右足を振り抜くも、相手DFのブロックに阻まれ枠を外れた。
しかし直後の右CK、キミッヒが右足アウトスイングのボールを入れると、ボックス手前のキングスレイ・コマンにボールがこぼれる。コマンがボックス手前で右足を振り抜くと、ゴール前のパヴァールにボールが渡り、最後は至近距離から冷静にゴールに流し込みネットを揺らした。バイエルンが幸先良く先制する。
その後もバイエルンがボール保持率を高めつつ、幾度となく相手ゴール前に迫っていく。31分にはキミッヒの左CKにミュラーがヘディングで合わせたが、シュートは惜しくも枠を捉えられず。36分にはショートカウンターからチャンス。ボックス手前でボールを受けたニャブリがカットインから左足を振り抜いたが、強烈なシュートは枠の左へ外れた。バイエルンが終始主導権を握ったまま、前半は1-0で終了した。
後半も引き続きバイエルンが試合を優位に進める。46分にはコマンがカットインからボックス内左に侵入したコマンが右足を振り抜くも、シュートは相手GKが好セーブ。49分にはカウンターで深い位置まで抜け出したニャブリのマイナスを折り返しに、後方から走り込んできたサネが合わせたが、左足で放たれたシュートは枠の外へ外れた。
その後はホッフェンハイムがバイエルンゴール前に迫るシーンを増やす。サイドの深い位置を幾度となく取り、クロスからシュートチャンスをうかがっていく。流れが悪くなったバイエルンは60分に3枚替えを敢行。マティス・テル、ジャマル・ムシアラ、アルフォンソ・デイヴィスが投入された。65分、途中出場のムシアラが絡んだ攻撃からカンセロが際どいミドルシュートを放つも、惜しくもGKの好セーブに阻まれた。
拮抗した展開が続く中で迎えた71分、ホッフェンハイムが試合を振り出しに戻す。ボックス手前中央でFKを獲得すると、キッカーのアンドレイ・クラマリッチが放ったシュートが、見事な軌道を描いてゴール左上隅に吸い込まれた。追いつかれたバイエルンは直後の73分、パヴァールが左クロスからネットを揺らしたが、オフサイドの判定で得点は認められなかった。
バイエルンはその後攻勢を強め幾度となく敵陣ゴール前に迫っていく。ニャブリやミュラーにシュートチャンスが訪れるが、フィニッシュの精度を欠きゴールネットを揺らすことができない。ホッフェンハイムもGKを中心に集中した守備を見せる。結局、試合はこのまま終了し、バイエルンはリーグ戦3連勝を逃し、チャンピオンズリーグ(CL)含めて公式戦2試合勝利なしとなった。
次節、バイエルンはミッドウィークのCLを挟み、22日にアウェイでマインツと、ホッフェンハイムは同日にホームでケルンと対戦する。
【得点者】
1-0 17分 ベンジャマン・パヴァール(バイエルン)
1-1 71分 アンドレイ・クラマリッチ(ホッフェンハイム)
By サッカーキング編集部
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