ライプツィヒがバイエルンに逆転勝利! [写真]=Getty Images
ブンデスリーガ第33節が20日に行われ、バイエルンとライプツィヒが対戦した。
前人未到のリーグ11連覇を目指すバイエルンは、2位ドルトムントと「1」ポイント差で首位をキープ。前節は降格圏に沈むシャルケを6-0で粉砕し、3連勝を飾った。今節は本拠地でリーグ戦4連勝を目指す。対するライプツィヒは直近のリーグ戦で3連勝を飾り3位に浮上。DFBポカールでも決勝進出を果たすなど、チームは好調を維持している。チャンピオンズリーグ(CL)出場圏内をキープするためにも勝ち点が欲しい一戦だ。
序盤から主導権を握ったバイエルンは、6分にキングスレイ・コマンがボックス手前右からミドルシュートを放つなど、敵陣ゴール前に迫っていく。18分には左サイドバック(SB)のジョアン・カンセロがゴール前に柔らかいボールを供給。ジャマル・ムシアラが落としたボールをトーマス・ミュラーが狙ったが、GKヤニス・ブラスヴィヒの好セーブに阻まれた。
攻勢を強めるバイエルンは25分、敵陣左サイドでカンセロからミュラーと繋ぐと、ボールを受けたセルジュ・ニャブリがボックス内に侵入し右足を強振。ニアサイドに放たれたシュートは左ポストを叩いてゴールネットを揺らした。ニャブリのリーグ戦4試合連続となるゴールでホームチームが先制した。28分にはスローインからムシアラに決定機が訪れるも、シュートは枠の右へ外れる。
苦しい展開が続いていたライプツィヒは34分過ぎに立て続けにチャンス到来。左サイドからのクロスのこぼれ球を拾ったドミニク・ソボスライがボックス手前から抑えの効いたシュートを放つ。直後にはクリストファー・エンクンクがボックス内左に抜け出しシュートを放つも、いずれもGKヤン・ゾマーの好セーブに阻まれた。その後は互いにチャンスを作るもゴールは生まれず、前半はこのまま1-0で終了した。
後半はの序盤は拮抗した展開が続く。ライプツィヒは何度か敵陣バイタルエリアに侵入するも、最後の局面で連携が合わず、シュートまで持ち込むことができない。対するバイエルンはコマンやムシアラのドリブルで敵陣深くまで持ち上がるシーンを作るが、なかなか思うように前進することができない。61分にはコマンがロングボールをキープし、上がってきたキミッヒがミドルシュートを放ったが枠を捉えることはできなかった。
64分、ライプツィヒが試合を振り出しに戻す。バイエルンのCKを跳ね返すと、そこから素早いカウンター攻撃を発動。複数人がスピード感を持ってバイタルエリアに侵入すると、最後はコンラッド・ライマーが右足で豪快にゴールに突き刺した。その後は互いに選手を入れ替えつつ追加点を狙いにいく。74分、ライプツィヒはエンクンクがボックス内で倒されPKを獲得。これを自ら真ん中に突き刺し、逆転に成功した。
ビハインドを負ったバイエルンは80分、途中出場のマティス・テルがボックス内で左足を強振。しかし、DFのブロックとGKブラスヴィヒの好セーブに阻まれ得点ならず。84分、ライプツィヒは左CKを獲得すると、中央に流れたボールがノゼア・マズラウィの腕を直撃。この試合2つ目のPKが与えられ、これをソボスライが左下隅に沈め、ライプツィヒがリードを広げた。
試合はこのまま1-3で終了。逆転勝利を収めたライプツィヒがリーグ戦4連勝を飾り、CL出場圏内を確定させた。対するバイエルンはドルトムントとの勝ち点差を広げられず、リーグ制覇に向けて痛恨の黒星となっている。次節は27日に行われ、バイエルンはアウェイでケルンと、ライプツィヒはホームでシャルケと対戦する。
【得点者】
1-0 25分 セルジュ・ニャブリ(バイエルン)
1-1 64分 コンラッド・ライマー(ライプツィヒ)
1-2 74分 クリストファー・エンクンク(PK/ライプツィヒ)
1-3 86分 ドミニク・ソボスライ(PK/ライプツィヒ)
By サッカーキング編集部
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