ブンデスリーガ第33節が21日に行われ、日本人3選手が所属するシュトゥットガルトは敵地でマインツと対戦した。
今季も残留争いを演じているシュトゥットガルトは、残り2試合で降格圏の17位に位置する厳しい状況の中で、遠藤航と伊藤洋輝の日本代表2選手がスタメンに名を連ね、原口元気はベンチスタートとなった。
試合の主導権を手にしたのはホームのマインツ。23分にはCKの流れからマルクス・イングヴァルトセンがゴールを挙げて先制に成功した。しかし、シュトゥットガルトの遠藤がチームに勇気を与える。41分に自陣内でのCKからカウンターを仕掛けると、右サイドを持ち上がったサイラス・カトンパ・ムブンパのセンタリングはDFにクリアされるが、これをボックス手前で拾った遠藤がワントラップ。浮いたボールを右足のアウトでゴール右に沈め、試合を振り出しに戻した。
遠藤の今季5得点目で試合の行方がわからなくなると、64分にはCKにセール・ギラシが頭で合わせ、シュトゥットガルトが逆転。さらに78分には、ボールを持ち上がった遠藤のパスを左サイドで受けたクリス・ヒューリッヒがカットインから右足でゴールを決めてリードを広げると、後半アディショナルタイムにも1点を加えたシュトゥットガルトが4-1で勝利した。
敵地で貴重な勝ち点3を加えたシュトゥットガルトは自動降格圏の17位から残留圏の15位に浮上。入れ替わる形で吉田麻也所属のシャルケが自動降格圏の17位に、浅野拓磨所属のボーフムが入れ替えプレーオフとなる16位に順位を下げている。
最終節は27日に行われ、シュトゥットガルトはホームでホッフェンハイムと対戦。そのほか、シャルケは敵地でライプツィヒとの試合に臨み、ボーフムはホームでレヴァークーゼンを迎え討つ。
【得点者】
1-0 23分 マルクス・イングヴァルトセン
1-1 41分 遠藤航
1-2 64分 セール・ギラシ
1-3 78分 クリス・ヒューリッヒ
1-4 90+1分 タンギー・クリバリ
By サッカーキング編集部
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