ブレーメンとドイツ代表で活躍中のフュルクルク [写真]=Getty Images
バイエルンが、ブレーメン所属のドイツ代表FWニクラス・フュルクルクに関心を寄せているようだ。19日、ドイツメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
ドルトムントとの熾烈な優勝争いを制し、前人未到のブンデスリーガ11連覇を成し遂げたバイエルン。しかし、タイトル獲得を目指したチャンピオンズリーグ(CL)とDFBポカールでは、いずれもベスト8敗退という不本意な結果に終わった。クラブは来る2023-24シーズンに向けて、今夏の移籍市場での戦力拡充を希望。とりわけ、センターフォワード(CF)の補強に力を注いでいることが盛んに報じられている。
ナポリ所属のナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘンやフランクフルト所属のフランス代表FWランダル・コロ・ムアニ、ユヴェントス所属のセルビア代表FWドゥシャン・ヴラホヴィッチなど、これまで複数の名前が獲得候補に挙がっているが、現時点では具体的な方針は何も決まっていないとのこと。そうした中、“遅咲き”のドイツ代表ストライカーの名前が、獲得リストに浮上しているという。
今回の報道で関心が報じられたのは、ブレーメン所属のフュルクルク。現在30歳のストライカーは2021-22シーズンのブンデスリーガ2部で19得点を挙げ、チームの1部昇格に大きく貢献。迎えた2022-23シーズンはリーグ戦28試合の出場で16ゴールを記録し、ライプツィヒ所属のフランス代表FWクリストファー・エンクンクと並び得点王に輝いた。また、昨年11月にデビューを飾ったドイツ代表では、ここまで7試合の出場で7ゴールをマークしている。
移籍市場に精通する『スカイスポーツ』のフロリアン・プレッテンベルク記者によると、フュルクルクは所属クラブとの現行契約を2025年夏まで残しているものの、今夏の移籍の可能性もあるとのこと。移籍金は1500万ユーロ(約23億円)から2500万ユーロ(約39億円)程度だと見られている。なお、バイエルンは以前から同選手に興味を示しており、現在も代理人と定期的に連絡を取り合っているようだ。
20代後半から大きな存在感を放ち始めたフュルクルク。果たして今夏に国内最高峰のバイエルンに加入することになるのだろうか。
By サッカーキング編集部
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