3年半にわたってドルトムントの主軸に君臨しているジャン [写真]=Getty Images
ドルトムントは22日、同クラブに所属しているドイツ代表MFエムレ・ジャンと新契約を締結したことを発表した。
当初、ジャンとドルトムントの契約は2024年6月30日までとなっていた。契約の“ラストイヤー”に突入したことで今夏の去就にも注目が集まっていたが、ドルトムントとの新たな契約にサインした。クラブの発表によると、新契約期間は2026年6月30日までだという。
ジャンは1994年1月12日生まれの現在29歳。バイエルン、レヴァークーゼン、リヴァプール、ユヴェントスを渡り歩き、2020年1月に冬の移籍市場でドルトムントにレンタル移籍加入した。加入直後に買い取りオプションの行使が発表され、ドルトムントと2024年6月30日までの契約を締結。筋肉系の負傷に悩まされる時期もあったものの、加入からここまでの3シーズン半は主力の一角として活躍している。ドルトムントでは公式戦通算121試合に出場して12ゴール8アシストを記録しており、2020-21シーズンにはDFBポカール優勝に貢献した。
また、2015年9月にはドイツ代表デビューも飾っている。EURO2016と2020でもメンバーに名を連ねていた。EURO2020以降は代表チームから遠ざかっていたものの、2022-23シーズンのブンデスリーガで優勝争いを繰り広げたドルトムントでのパフォーマンスが評価され、今年3月に代表復帰を果たしていた。
契約延長に際し、ジャンはドルトムントのクラブ公式HPを通してコメントを発表。ドルトムントでのさらなる飛躍を誓っている。
「ここ、ドルトムントは非常に居心地が良い。この数カ月間は、僕がここに到着してからずっと自分自身に期待してきたもの、そしてファンのみんなが僕に期待するものを示すことができた。シーズン後半戦のようなプレー、あるいはそれ以上のプレーをすることをスタンダードとしなければならない。ドルトムントと僕は相性が良いと思っている。だから僕はここに残ってハードワークを続け、チームの目標達成に貢献したい」
また、ドルトムントのSD(スポーツディレクター)を務めるセバスティアン・ケール氏も、次のような言葉でジャンとの新契約締結を喜んでいる。
「昨シーズン、エムレは我々が期待するトッププレーヤーに成長した。ドルトムントだけでなく代表チームでも、彼の貪欲さ、フィジカルの強さ、そしてすべての試合で勝ちたいという強い意志が高く評価されている。エムレは強く、成熟した個性を持ち、素晴らしい国際舞台での経験を持っている。彼は我々のチームをさらに発展させ、安定させるための力になってくれるだろう。エムレとともにこの道を歩んでいけることをとても嬉しく思っている」
By サッカーキング編集部
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