バイエルン加入が決まったダニエル・ペレツ [写真]=NurPhoto via Getty Images
バイエルンは25日、マッカビ・テル・アビブ(イスラエル)からイスラエル代表GKダニエル・ペレツを完全移籍で獲得したことを発表した。
ブンデスリーガ11連覇中の“絶対王者”を巡っては、昨年冬に腿部骨折の大ケガを負ったドイツ代表GKマヌエル・ノイアーの復帰が遅れ、スイス代表GKヤン・ゾマーもインテルに完全移籍。今夏の移籍市場でのGK補強が急務となっていた。
新加入のペレツとの契約期間は2028年6月30日までの5年間で、背番号は「18」に決定。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、移籍金は500万ユーロ(約7億9000万円)の固定費+アドオンという構造になっているようだ。
2000年7月10日生まれで現在23歳のペレツはマッカビ・テル・アビブの下部組織出身で、2019年7月にトップチームに昇格。1年間のレンタル移籍を経て、2021-22シーズンから同クラブの正GKに定着し、公式戦通算102試合でゴールマウスを守った。また、2021年からイスラエル代表に定期的に召集され、昨年11月には記念すべきA代表デビューを飾っている。
初の国外挑戦が決まったペレツは、バイエルンのクラブ公式サイトを通じて次のように意気込みを示している。
「すべての子どもたちが、いつかバイエルンのような大きなクラブでプレーすることを夢見ている。バイエルンからの関心を知った時、私の願いはただ1つで、このクラブに移りたいということだった。これから起きるすべてのことに飢えているよ」
また、バイエルンのヤン・クリスチャン・ドレーセンCEO(最高経営責任者)も次のようなコメントを発表している。
「ダニエル・ペレツのおかげで、今シーズンとその先の将来という点において我々のGKチームは非常に充実した体制を整えることができた。ダニエルは素晴らしいポテンシャルを秘めたGKであり、若い頃からすでに国内レベルだけでなく、国際レベルでもその能力を証明している」
By サッカーキング編集部
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