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不振脱却、そして自国開催のEUROへ…ドイツ代表FWサネが闘志「多くのものが懸かっている」

2023.09.08

ドイツ代表で主力として活躍するサネ [写真]=Getty Images

 ドイツ代表に招集されているFWレロイ・サネバイエルン)が、日本代表戦に向けた意気込みを語った。7日、ドイツメディア『スカイスポーツ』がコメントを伝えている。

 EURO2024開催国のドイツは同大会の予選を免除されており、今月のインターナショナルウィークでは2つの国際親善試合を予定。現地時間9日にはヴォルフスブルクの『フォルクスワーゲン・アレーナ』にて、日本代表と激突する。昨年のFIFAワールドカップカタール2022・グループステージ第1節で日本に逆転負けを喫したドイツ代表は1年越しのリベンジを目指しており、親善試合と言えど“本気モード”で試合に臨むことが予想される。

 しかし、現在のドイツ代表を取り巻く状況は決してポジティブとは言い難い。現在、ハンジ・フリック監督率いるチームは極度の不振に陥っており、カタールワールドカップ後は国際Aマッチ5試合を戦い、わずか1勝しか挙げることができていない(1勝1分3敗)。また、国内ではフリック監督の進退問題も浮上しており、日本戦および12日のフランス戦の結果次第では、ドイツサッカー連盟(DFB)が指揮官の解任に踏み切る可能性があると報じられている。

 2015年11月に代表デビューを飾り、ここまで国際Aマッチ通算53試合の出場で11ゴール6アシストをマークしているサネは、現在のチーム状況を踏まえつつ、「互いを理解し、高め合わなければならないことを全員が理解している。たった2回の親善試合だが、より多くのものが懸かっているんだ」と今回の2連戦の重要性を強調。そのうえで、来年に自国で開催されるEURO2024に向けて結果を積み重ねていくことの必要性を次のように語った。

「ネガティブな結果やパフォーマンスを長く続けるほど、ホーム開催のEUROに向けて高揚感を高めるのは難しくなってしまう。EUROに向けては達成感が絶対に必要なんだ。EUROの開幕直前に現在と同じようなムードが国内に漂うことがあってはならない。僕たちは今パフォーマンスを発揮し、EUROでの成功に向けた土台を作らなければならないんだ」

 負傷の影響により、昨年の日本戦は欠場を余儀なくされたサネ。28歳の快足ウイング(WG)はリベンジを期す日本戦、そして自国開催のEUROに向けて闘志を燃やしている。

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By サッカーキング編集部

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