堂安は先発出場もチームを勝利に導くことはできなった [写真]=Getty Images
ブンデスリーガ第5節が24日に行われ、フランクフルトとフライブルクが対戦した。
今季のフランクフルトはブンデスリーガ開幕戦のダルムシュタット戦で1-0と白星を飾ったが、以降は3試合連続でドローが続いている。公式戦全体で見ると既に8試合を消化したが、4勝4分と勝ちきれない試合が多いことも事実。今季3度目のブンデスリーガのホーム戦でファン・サポーターに白星を届けたい。一方、フライブルクはブンデスリーガ開幕2連勝と好スタートを切ったが、前々節はシュトゥットガルト、前節はドルトムントに敗れ、現在は2連敗中。アウェイゲームだが3連敗は避けたいだろう。
フランクフルトはヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)、フライブルクはヨーロッパリーグ(EL)から中2日で迎える一戦に、フライブルク所属の堂安律はスタメン出場を飾った。一方、フランクフルトに在籍する長谷部誠はベンチスタートとなっている。
試合は立ち上がりの4分、アウェイチームがチャンスを作る。最前線でボールを拾った堂安が右へ繋ぐと、ロランド・シャライは時間をかけずに右足でクロスボールを供給。ペナルティエリア内に入り込んだ堂安が頭で合わせたものの、ヘディングシュートはGKケヴィン・トラップの横っ飛びセーブに阻まれた。
対するフランクフルトは11分、敵陣低い位置からスペースを持ち運んだファールス・チャイビがペナルティエリア手前から右足を振り抜く。強烈な一撃は枠を捉えたものの、今度はGKノア・アトゥボルが良い反応を見せている。37分には堂安の前線での守備からフライブルクが速攻を狙う。敵陣右サイドでボールを奪った堂安が縦への突破から中央へ折り返すと、ニアサイドに走り込んだシャライは足を触れなかったが、こぼれ球をルーカス・ヘーラーが左足フィニッシュ。しかし、ここは相手にブロックされた。
その後は両チーム決め手を欠き、スコアレスで前半は終了。後半に入ると46分、敵陣でルーズボールを拾ったファールス・チャイビがスルーパスを送ると、ボックス右からオマル・マルムシュが右足でファーサイドを狙ったが、GKアトゥボルに阻まれた。
後半も前半と同様の様相となり、両チーム決定的なシーンを作れないまま時間が経過。後半アディショナルタイムに突入すると、フライブルクは敵陣でのクリアボール回収からゴールに迫る。左サイドからマイナス方向へ切り返したシャライが右足でクロスボールを送ると、ファーサイド目がけたボールにチュクブイケ・アダムが反応。ヘディングシュートを叩き込み、土壇場でフライブルクが先手を取ったかに思えたが、オフサイドのため得点は認められなかった。
最終的に試合はスコアレスドローでタイムアップ。フランクフルトは無敗を維持し、フライブルクも連敗を「2」でストップしている。なお、フライブルクの堂安は74分までプレー。フランクフルトの長谷部に出場機会は訪れなかった。
次節、フランクフルトは30日に敵地でヴォルフスブルクと対戦する。一方、フライブルクは10月1日にアウクスブルクをホームに迎える予定だ。
【得点者】
なし
By サッカーキング編集部
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