ブンデスリーガ序盤戦のベストイレブンに選ばれた選手たち [写真]=Getty Images
今シーズンのブンデスリーガは第7節を終えた時点で勝ち点2差に4チームがひしめく混戦模様。絶対王者であるバイエルンの12連覇を阻止すべく、レヴァークーゼンやドルトムントといった対抗馬が競り合っているほか、シュトゥットガルトもここまで2位と健闘している。
そんなブンデスリーガにおいて、リーグ公式HPがシーズン序盤戦のベストイレブンを選出しているので紹介しよう。ファンが理想のチームを作って活躍した選手のポイント数で競う『ブンデスリーガ・ファンタジー・マネージャー』を参考としたシーズン序盤戦のベストイレブンは以下の通りだ。システムは「3-4-3」となっている。
[写真]=Getty Images
■GKケヴィン・トラップ(フランクフルト) 獲得ポイント59
ゴールキーパーには、少し苦戦が見られるフランクフルトの守護神が選ばれた。4試合連続ドローなど勝ち切れない試合が多いフランクフルトは現在8位。今シーズンは、ここまで7試合で6ゴールと得点力不足に苦しんでいるが、守備に関しては安定そのもの。7試合でリーグ最少の5失点。ドイツ代表GKケヴィン・トラップも3試合でクリーンシートを達成しており、GKとしてリーグ最高の59ポイントを稼いでいる。ちなみに、GKで2番目にポイントを獲得しているのは昇格組ハイデンハイムのGKケヴィン・ミュラーで、彼はリーグ最多37セーブを達成している。
■DFジェレミー・フリンポン(レヴァークーゼン) 獲得ポイント91
今回のベストイレブンには、クラブ史上最高のスタートを切って首位を走るレヴァークーゼンから最多5名の選手が選出されたが、そのうちの1人が右ウィングバックとして今季ここまで2ゴール・4アシストと結果を残しているジェレミー・フリンポンだ。右ウィングバックだが登録はDFなので、DFとして選出された。
■DFアルフォンソ・デイヴィス(バイエルン) 獲得ポイント82
カナダ代表のアルフォンソ・デイヴィスは攻撃的な左SBとして王者バイエルンの攻撃を支えており、今季ここまで3アシストを記録。さらにリーグ14位というデュエル勝利数で対人プレーの強さも発揮しており、DF陣としてはリーグ3位となる「82ポイント」を稼いでいる。ちなみに『ブンデスリーガ・ファンタジー・マネージャー』のポイント付与とは無関係だが、今季ブンデスリーガで最速スプリントを記録しているのがアルフォンソ・デイヴィス(時速35.97㎞)だ。
■DFアレハンドロ・グリマルド(レヴァークーゼン) 獲得ポイント96
DF部門で今季最高ポイントを稼いでいるのはレヴァークーゼンのスペイン人だ。今季ベンフィカからレヴァークーゼンに加入したアレハンドロ・グリマルドは左ウィングバックとして起用されており、右サイドのフリンポンと全く同じ「2ゴール・4アシスト」。セットプレーのスペシャリストでもあり、今季すでにバイエルン戦とマインツ戦で直接FKを沈めている。ちなみに『ブンデスリーガ・ファンタジー・マネージャー』でも大人気で、実に4割以上のユーザーが彼を自分のチームに選出しているそうだ。
■MFヨナス・ホフマン(レヴァークーゼン) 獲得ポイント95
今オフにボルシアMGからレヴァークーゼンに加入した31歳のMFヨナス・ホフマンは、新天地でもすぐにチームに馴染むと、ここまで7試合で「4ゴール・3アシスト」と圧倒的な数字を残しており、MF陣でリーグ最高の「95ポイント」を叩き出している。
■MFユリアン・ブラント(ドルトムント) 獲得ポイント81
MF陣で2番目のポイントゲッターはドルトムントのドイツ代表MFユリアン・ブラントだ。先発出場6試合で6ゴールに絡む活躍(2得点4アシスト)を見せており、第7節のウニオン・ベルリン戦ではハーフタイムに投入されるとチームを4-2の逆転勝利に導く決勝ゴールを決めて見せた。
■MFフロリアン・ヴィルツ(レヴァークーゼン) 獲得ポイント74
昨シーズンはケガなどで出場機会が限られた“新皇帝”の候補生、フロリアン・ヴィルツ(20歳)だが、今シーズンはここまで全7試合に先発出場して「1ゴール・3アシスト」。特定の試合で荒稼ぎしているわけではなく、20歳とは思えぬ落ち着きでコンスタントに活躍してMF陣でリーグ4位のポイントを稼いでいる。
■MFクリス・ヒューリッヒ(シュトゥットガルト) 獲得ポイント80
今季のサプライズチームであるシュトゥットガルトで躍動するクリス・ヒューリッヒも序盤戦のベストイレブンに選ばれた。25歳のウィンガーは、今季リーグ最多となる5アシストをマークして、ユリアン・ナーゲルスマン新政権のドイツ代表に今月初招集された。『ブンデスリーガ・ファンタジー・マネージャー』というゲームは各選手に移籍金が設定されており、ヒューリッヒは今回のベストイレブンで最安値に設定されているため最も“お得”な選手となっている。
■FWヴィクター・ボニフェイス(レヴァークーゼン) 獲得ポイント112
ナイジェリア代表FWヴィクター・ボニフェイス(22歳)は、今オフにロイヤル・ユニオン・サン・ジロワーズから加入するとブンデスリーガで大暴れ。7試合で「7ゴール・2アシスト」の結果を出しており、67分毎に1ゴールに関与していることになる。とにかくゴールへの意識が強く、今季ここまでリーグ最多となる45本のシュート(1試合平均6.4本)を放っている。得点ランク首位のFWセール・ギラシ(29本)を16本も上回って断トツでのリーグ最多。それどころか、欧州5大リーグで見ても断トツで最多となるシュート数を放っている。
■FWハリー・ケイン(バイエルン) 獲得ポイント100
トッテナムから加入したFWハリー・ケインはここまで「8ゴール・4アシスト」と期待通りの活躍を見せている。イングランド代表キャプテンは開幕戦で初ゴールを奪うと、9月23日の第5節のボーフム戦ではハットトリックを達成。今季ここまでリーグ2位の8ゴールを決めており、『ブンデスリーガ・ファンタジー・マネージャー』では最多となる72%のユーザーが彼をメンバーに入れている!
■FWセール・ギラシ(シュトゥットガルト) 獲得ポイント137
今シーズンの『ブンデスリーガ・ファンタジー・マネージャー』で最多となる137ポイントを稼いでいるのはシュトゥットガルトのギニア代表FWセール・ギラシ(27歳)だ。今季ここまで13ゴールは2位のケイン(8ゴール)に5点差をつけて得点ランク1位。欧州5大リーグで見てもインテルのアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネス(10ゴール)を抑えて最多となっている。ギラシのリーグ戦での自己最多ゴールは昨季の11得点のため、わずか7試合で自己ベストを更新したことになる!
ちなみに開幕7試合で13ゴールというのは、ポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキがバイエルン時代の2019-20と2020-21シーズンに達成した7試合で11ゴールを超えてブンデスリーガの新記録となっている。
(記事/Footmedia)
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