バイエルンが圧倒的な攻撃力を見せつけ快勝! [写真]=Getty Images
ブンデスリーガ第9節が28日に行われ、バイエルンとダルムシュタットが対戦した。
11連覇中の“絶対王者”バイエルンはここまで6勝2分と無敗を維持しており、直近では公式戦 4連勝中と波に乗っている。次節にドルトムントとの“デア・クラシカー”を控えるなか、今節の対戦相手はここまで2勝1分5敗で12位のダルムシュタット。勝利が求めらる一戦で、バイエルンは守護神マヌエル・ノイアーが昨年11月以来の戦列復帰。そのほか、ジャマル・ムシアラやハリー・ケインらが順当にスタメンに名を連ねた。
開始わずか4分でバイエルンにアクシデント発生。自陣中央のジョシュア・キミッヒが背後からプレスを受けてボールを失うと、入れ替わったマルビン・メーレムを倒してファウル。決定機を阻止したとしてキミッヒにレッドカードが提示された。数的不利となったバイエルンだが簡単にはボールを失わず、7分にはレロイ・サネがボックス手前から際どいシュートを放つ。13分にはサネの左CKにケインがボレーで合わせたが、惜しくも相手GKのセーブに阻まれた。
19分には右サイドのスペースでボールを受けたサネが中央へ送ると、走り込んだコンラッド・ライマーが背後から倒されバイエルンがFKを獲得。ダルムシュタットのクラウス・ギャスラにはレッドカードが提示された。バイエルンは30分に決定機。ムシアラの絶妙なスルーパスに抜け出したキングスレイ・コマンがボックス内左へ侵入しニアサイドを狙うも、シュートは枠を外れた。対するダルムシュタットは36分、DFラインの背後に抜け出したメーレムがGKと1対1の決定機を迎えるも、シュートはノイアーが冷静にブロックした。
41分にはライマーのパスに抜け出したケインがボックス手前で倒され良い位置でFKを獲得。ファウルを犯したマテイ・マグリカにはレッドカードが提示され、ダルムシュタットは数的不利での戦いを余儀なくされることとなった。圧力を強めるバイエルンは45+1分、ボックス内で縦パスを引き出したサネが巧みなステップでDFを翻弄し、最後は左足でネットを揺らすも、オフサイドの判定で得点は認められなかった。前半はこのままスコアレスで終了する。
数的優位のバイエルンは後半開始直後から圧力を強めていく。51分、ムシアラのパスを受けたヌサイル・マズラウィがボックス右外から鋭いボールを送り、最後は中央のケインがダイビングヘッドでネットを揺らした。エースの公式戦3試合連続ゴールで先制したバイエルはン56分、ケインのスルーパスでボックス内右に抜け出したライマーが中央へ折り返し、走り込んだサネがダイレクトで押し込みリードを広げる。
さらに60分にはFKのサインプレーから追加点。キッカーのサネがボックス左角付近から中央へ流し、最後はムシアラが右足の低い弾道のシュートをゴール左下隅に突き刺した。65分にはコマンが右サイドから中央へ持ち運ぶと、パスを受けたサネがボックス手前から左足を一閃。強烈なシュートがゴール左隅に突き刺さった。69分、カウンターの流れでボールを受けたケインがセンターサークルから右足を振り抜くと、シュートはGKの頭上を超えてネットを揺らし、リードを5点に広げた。
バイエルンの勢いは止まらない。71分にはマズラウィのクロスに途中出場のトーマス・ミュラーが合わせ6点目。76分、前線でボールを奪取すると、ケインとのワンツーで抜け出したムシアラがネットを揺らしリードを7点に広げた。その後も攻め続けるバイエルンは、88分にはケインがハットトリックを達成。試合はこのまま8-0で終了した。次節、バイエルンは11月4日にアウェイでドルトムントと、ダルムシュタットは3日にホームでボーフムと対戦する。
【得点者】
1-0 51分 ハリー・ケイン(バイエルン)
2-0 56分 レロイ・サネ(バイエルン)
3-0 60分 ジャマル・ムシアラ(バイエルン)
4-0 64分 レロイ・サネ(バイエルン)
5-0 69分 ハリー・ケイン(バイエルン)
6-0 71分 トーマス・ミュラー(バイエルン)
7-0 76分 ジャマル・ムシアラ(バイエルン)
8-0 88分 ハリー・ケイン(バイエルン)
By サッカーキング編集部
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