ザールブリュッケン戦にフル出場したミュラー [写真]=Getty Images
DFBポカール2回戦が11月1日に行われ、バイエルンは3部相当のザールブリュッケンに1-2で敗れた。試合後、バイエルンのクラブ公式HPがFWトーマス・ミュラーのコメントを伝えた。
試合は16分、ペナルティエリア手前中央でパスを受けたミュラーがゴール左下にミドルシュートを叩き込み、バイエルンが先制に成功。だが、ここから追加点を挙げられずにいると、前半アディショナルタイムにはキム・ミンジェからフランス・クレツィヒに差し込んだパスを奪われたところから同点ゴールを決められる。後半に入るとレロイ・サネらがゴールに迫るシーンを作りながらも、勝ち越しには至らず、1-1でアディショナルタイムに突入。延長戦突入の可能性も考えられた中、90+6分にはシンプルな背後へのスルーパスで左サイドに侵入され、最後はマルセル・ガウスに逆転ゴールを許した。試合はこのまま終了し、バイエルンは2000-01シーズン以来となる3部以下のクラブ相手の黒星を喫している。
屈辱的とも言える敗北を受け、ミュラーは「負けた理由はたくさんあるだろう。僕らがもっと良いプレーをすべき場面は数多くあった」と唇を噛んだ。一方で「ザールブリュッケンの戦いぶりには敬意を表したい」と相手チームを称賛する姿勢も見せている。
ミュラーは前半の終了間際に喫した失点について「僕らは単にクレバーではなかった。最初の失点がまさにそうだ」と述べると、「後半アディショナルタイムの2失点目も同様だ。それまでに何度もチャンスがあった中、決めていれば異なる結末になっていた」と語った。「僕らが完全に優位に立っていた試合で、相手ゴールに向かっていく意欲を見せていたのも事実だ」と認めながらも、「僕らにとっては残酷な結果だったが、正直なところ、今考えられることはあまりない。今日のチームは僕らが目指している姿ではない」と失望を露わにした。
この後、バイエルンは中2日でブンデスリーガ第10節、ドルトムントの本拠地『ジグナル・イドゥナ・パルク』にて行われるデア・クラシカーに臨む。伝統の一戦で、敗北のショックを忘れさせるようなパフォーマンスを見せられるだろうか。
By サッカーキング編集部
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