ブンデスリーガで首位を快走するレヴァークーゼン [写真]=Getty Images
この勢いはどこまで続くのだろうか。
過去に1度もマイスターシャーレ(優勝チームに贈られるトロフィー)を手にしたことがないレヴァークーゼンが、初のブンデスリーガ制覇に向けて首位を快走中だ。就任2年目のシャビ・アロンソ監督が率いるチームは、最前線の主力を張るナイジェリア代表FWヴィクター・ボニフェイスがここまでリーグ戦10ゴールと得点を量産。中盤では“10番”を背負うドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツが5ゴール7アシストと輝きを放っている。
また、スペイン代表DFアレハンドロ・グリマルドやスイス代表MFグラニト・ジャカ、ドイツ代表MFヨナス・ホフマンといった新戦力もそれぞれの持ち味を発揮。既存戦力と新戦力が上手く融合したレヴァークーゼンは開幕3連勝とスタートダッシュに成功し、その後も順調に勝ち点を積み上げている。ここまで16試合を消化しての成績は13勝3分無敗。1試合消化の少ない2位バイエルンには暫定「4」ポイント差をつけている。
現地時間20日に行われたブンデスリーガ第16節では日本代表FW浅野拓磨を擁するボーフムを4-0で粉砕。この結果により、レヴァークーゼンはヨーロッパリーグ(EL)とDFBポカールを含めた今シーズン開幕からの公式戦無敗記録を「25」まで伸ばすこととなった。データサイト『Opta』によると、ドイツのクラブチームが開幕後の25試合を無敗で終えたのは、今回のレヴァークーゼンが史上初だという。また、2023年のリーグ戦で挙げた22勝(35試合中)という数字もクラブ新記録となっているようだ。
シャビ・アロンソ監督はボーフム戦後にドイツ紙『ビルト』にて「ファンにはもっと多くのものを与えたいし、夢見ることをやめて欲しくないんだ。シーズン前半戦を良いものにできるという自信を持っていたが、楽観主義者でさえこれほど上手くいくとは思っていなかっただろう。我々はこの状況を楽しむことができているが、立ち止まらずに続けていきたいと思っているよ」とコメント。さらなる躍進への意欲を示した。
公式戦25試合無敗、11連覇中の“絶対王者”バイエルンを抑えてのブンデスリーガ首位という最高の形で2023年の戦いを終えたレヴァークーゼン。2024年の戦いは1月13日に開催予定のアウクスブルクとのアウェイ戦で幕を開ける。
By サッカーキング編集部
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