独2部のデュッセルドルフで活躍中の田中碧 [写真]=Getty Images
デュッセルドルフに所属する日本代表MF田中碧に対し、ボルシアMGが関心を寄せているようだ。9日、ドイツ紙『ビルト』が伝えている。
1998年9月10日生まれで現在25歳の田中は川崎フロンターレで頭角を表し、2021年7月にデュッセルドルフへレンタル加入。在籍初年度からボランチの主軸として活躍すると、翌年夏には完全移籍への移行が発表された。同クラブではここまで公式戦通算74試合に出場し6ゴール5アシストを記録。今夏には複数クラブからの関心が噂されるも残留に至り、今シーズンは公式戦19試合に出場し4ゴール1アシストを記録している。
そんな田中を巡っては、今冬の移籍市場でのブンデスリーガ“個人昇格”の可能性が浮上。ここまでフライブルクやシュトゥットガルトからの関心が明らかになり、今シーズンのブンデスリーガで上位争いを演じている後者に至っては、既に選手側の代理人と交渉を開始したとも報じられている。
去就に大きな注目が集まる田中だが、この度『ビルト』が報じたところによると、ボルシアMGもかねてから同選手の動向を注視しており、今冬の移籍市場で具体的なオファーを提示する可能性があるという。同クラブを巡っては、今シーズンここまで公式戦10試合に出場しているU-21フランス代表MFマヌ・コネにビッグクラブ移籍の可能性が浮上。同選手の退団に備え、田中の獲得に興味を示しているようだ。
ボルシアMGは既にデュッセルドルフ側に最初の問い合わせを行った模様。現行契約を2025年6月末まで残している田中だが、300万ユーロ(約4億8000万円)程度の金額でデュッセルドルフが売却に応じる可能性もあると『ビルト』は指摘している。なお、ボルシアMGは田中の他にモンペリエ所属のU-21フランス代表MFジョリス・ショタールにも関心を寄せているようだ。
ボルシアMGでは日本代表DF板倉滉が最終ラインの主軸として活躍しているほか、リザーブチームにはU-20日本代表FW福田師王も在籍している。田中はドイツの地でこれらの選手と“共闘”することになるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。
By サッカーキング編集部
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