ボーフムとの現行契約が6月末で満了となる浅野拓磨 [写真]=Getty Images
ボーフムに所属する日本代表FW浅野拓磨にボルシアMG移籍の可能性が浮上しているようだ。10日、ドイツ紙『シュポルト・ビルト』が伝えている。
現在29歳の浅野はサンフレッチェ広島で頭角を表すと、その後はアーセナルやシュトゥットガルト、ハノーファー、パルチザンを経て2021年夏にボーフムへ完全移籍で加入した。すぐさま主力に定着すると、ここまで公式戦通算75試合に出場し13ゴール7アシストを記録。在籍3年目の今シーズンは前線のポジションを幅広く務め、ブンデスリーガではチーム最多となる5ゴールをマークしている。
そんな浅野とボーフムとの現行契約は今年6月30日をもって満了となる。今回の報道によると、クラブ側は前線の主軸を担う日本代表戦士の残留を熱望し、かねてから新契約締結に向けた交渉を進めていたとのこと。しかし、条件面で折り合いが付かず、今シーズン終了後のフリートランスファーでの退団が濃厚となったようだ。
こうした現状を受け、既にブンデスリーガの複数クラブが浅野の獲得に向けた動きを見せている模様。『シュポルト・ビルト』によると、アウクスブルクやマインツ、ウニオン・ベルリンらと並び、日本代表DF板倉滉が所属しているボルシアMGも同選手に具体的な関心を寄せているという。同クラブの幹部は若手中心のスカッドに経験豊富な選手を迎え入れたいと考えており、日本代表として通算48キャップを誇る浅野の獲得に興味を示しているようだ。
なお、ボルシアMGは前述の3クラブや現所属のボーフムと比較し資金が潤沢であることから、仮に加入が実現した場合、浅野の年俸は現在の100万ユーロ(約1億6000万円)から150万ユーロ(約2億4000万円)、最大で200万ユーロ(約3億2000万円)程度まで上昇する可能性が高いという。
直近ではデュッセルドルフに所属する日本代表MF田中碧への関心も報じられたボルシアMG。果たして今年の夏に浅野を獲得することになるのだろうか。
By サッカーキング編集部
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