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レヴァークーゼン、中断明け初陣はアウクスブルクに苦戦も…後半ATの劇的弾で首位を快走

2024.01.14

レヴァークーゼンがブンデスリーガ首位をキープ [写真]=Getty Images

 ブンデスリーガ第17節が13日に行われ、レヴァークーゼンアウクスブルクが対戦した。

 ウインターブレイクに突入していたブンデスリーガもいよいよ再開。首位で2023年を終えたレヴァークーゼンは、ヨーロッパリーグ(EL)、DFBポカールも含めた公式戦25試合で22勝3分無敗と圧巻の強さを示している。データサイト『Opta』によると、ドイツのクラブチームが開幕後の25試合を無敗で終えたのは、今回のレヴァークーゼンが史上初だという。クラブ史上初の“マイスターシャーレ”を掲げるべく、これまでにない最高の滑り出しを見せている。

 中断明けの初陣では、ここまで4勝6分6敗、直近の3試合では白星から見放されているアウクスブルクと敵地で激突。レヴァークーゼンを率いるシャビ・アロンソ監督はエセキエル・パラシオス、グラニト・ジャカ、パトリック・シックらをスターティングメンバーとして送り出した。

 試合は立ち上がりからアウクスブルクがカウンターでゴールを脅かす機会を作ったものの、時間の経過とともにレヴァークーゼンがチャンスの数を増やしていく。18分にはペナルティエリア手前で横パスを受けたアレハンドロ・グリマルドが左足を振り抜くも、シュートはGKフィン・ダーメンに弾き出される。28分には右サイドを駆け上がったジェレミー・フリンポンがマイナスへ折り返すと、浮いていたグリマルドが今度は左足でコントロールショット。惜しくもクロスバーに嫌われた。

 攻め続けるレヴァークーゼンは37分、グリマルドの蹴った右コーナーキックから、ファーサイドに飛び込んだロベルト・アンドリッヒが頭で合わせるも、今度は左ポストに阻まれる。前半はこのままスコアレスドローで終了した。

 後半に入ると最大の決定機は68分、アウクスブルクは自陣中央でのボール奪取から、フィリップ・ティーツが背後のスペースへスルーパスを流し入れる。抜け出したエルメディン・デミロヴィッチはGKルーカス・フラデツキーをかわして左足を振り抜いたが、腰を巻き込むことができず、シュートはわずかに枠を外れた。

 レヴァークーゼンは62分、この日はベンチスタートとなっていた背番号10のフロリアン・ヴィルツを送り出したことで、徐々に攻撃にリズムが生まれていく。69分にはペナルティエリア左角でボールを受けたヴィルツがヨナス・ホフマンとのワンツーでボックス内のスペースへ侵入。右足でニアサイドを狙うも、わずかに枠を外れる。

 その後もレヴァークーゼンはシュートチャンスを作りながらも、均衡を破ることができずに後半アディショナルタイムに突入。レヴァークーゼンは右からボールを持ち運ぶと、ペナルティエリア手前でルーズボールを拾ったヴィルツ、ピエロ・インカピエを経由して、左に開いたグリマルドがダイレクトで低弾道のボールを折り返す。中央に飛び込んだパラシオスがワントラップから左足を振り抜き、強烈な一撃を突き刺した。土壇場の得点でレヴァークーゼンが先手を取っている。

 試合はこのままタイムアップ。レヴァークーゼンは2024年の初陣で苦戦を強いられながらも、勝負強さを見せつけて勝ち点「3」を積み上げた。これでブンデスリーガ3連勝、公式戦では4連勝を記録している。一方、アウクスブルクは2連敗となった。

 次節、レヴァークーゼンは20日に敵地でライプツィヒと、アウクスブルクは21日にボルシアMGと、それぞれ対戦する。

【スコア】
アウクスブルク 0-1 レヴァークーゼン

【得点者】
0-1 90+4分 エセキエル・パラシオスレヴァークーゼン

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