スイス代表では10番を背負い、キャプテンも務めるジャカ [写真]=Getty Images
レヴァークーゼンに所属しているスイス代表MFグラニト・ジャカが、2023年のスイス年間最優秀選手賞を受賞した。
スイス年間最優秀選手賞は当該年度のスイス代表において最も活躍した選手に贈られる賞。1997-98シーズンまではスイス・スーパーリーグでプレーする同国籍選手および外国籍選手を対象としていたが、以降はスイス・スーパーリーグでプレーする全選手を対象とした賞、スイス代表選手を対象とした賞の2つが発表されている。今回ジャカが受賞したのは後者の賞。昨年も2017年以来2度目の栄誉に輝いており、これで2年連続通算3度目の受賞となった。
なお、3度目の受賞は同賞における歴代最多タイの記録だ。ジャカの他には、スイス代表の歴代最多得点記録を保持しているアレクサンダー・フライ氏、現在はインテルのゴールマウスを守るGKヤン・ゾマーの2名が3度の受賞を果たしている。
ジャカは自身の公式Instagram(@granitxhaka)を通して受賞を報告。同時に「スイス年間最優秀選手に選ばれることができて、本当に誇りに思います。2024年が私たち全員にとって特別な年になるよう、再び全力を尽くして戦います」と喜びの声を綴った。
現在31歳のジャカは2023年に開催されたスイス代表の国際Aマッチ全10試合にスタメン出場し、2ゴール2アシストを記録。うち9試合はフル出場を果たしていた。スイス代表はEURO2024予選のグループIをルーマニア代表に次ぐ2位で突破し、3大会連続6回目の本大会出場を決めている。
また、ジャカは所属クラブでも充実の1年間を過ごした。2022ー23シーズンの後半戦は、当時在籍していたアーセナルで不動の中盤として、プレミアリーグ優勝争いを繰り広げたチームを支えた。アーセナルは最終的に2位でシーズンを終えたものの、ジャカ個人としてはプレミアリーグのシーズン全体で37試合出場7ゴール7アシストとキャリアハイの数字を残していた。公式戦全体で見ると47試合出場9ゴール7アシストを記録した。
アーセナルでのシーズンを終えると、2023年夏にはレヴァークーゼンへ完全移籍。加入直後からシャビ・アロンソ監督の信頼を掴み、ブンデスリーガでは年内に行われた全16試合にスタメン出場。うち13試合にフル出場するなど、新天地でも不動の地位を築いた。レヴァークーゼンはヨーロッパリーグ(EL)とDFBポカールも含めた2023年の公式戦全25試合を22勝3分と無敗で終えたが、ジャカはELの2試合を除く23試合のピッチに立ち、好調のチームを支えていた。今年に入ってからも、13日に行われたブンデスリーガ第17節アウクスブルク戦を1ー0で制しており、クラブ史上初の優勝に向けて勝ち星を重ねている。
By サッカーキング編集部
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