キム・ミンジェ不在の中、デ・リフトに期待が寄せられていたが… [写真]=Getty Images
バイエルンは16日、同クラブに所属しているオランダ代表DFマタイス・デ・リフトの負傷を発表した。
現在、バイエルンはポルトガル南部の都市であるファロにてトレーニングキャンプを実施している。実施期間は14日から18日までで、セカンドチームでプレーしているU-22日本代表MF福井太智も参加することが明かされていた。クラブの発表によると、デ・リフトは同キャンプでの練習中に左ひざを負傷したという。現地でのMRI検査を経て、関節包のケガが確認されたようだ。
バイエルンは当面の間デ・リフトが戦線から離れると報告。具体的な離脱期間には言及しなかった。ケガの箇所から考慮すると全治までは3〜4週間程度であることが一般的だが、程度によってはそれ以上の期間、公式戦のピッチから離れることも予想される。慢性的な痛みを伴うリスクも高いため、バイエルンは今後の状態を見て復帰時期を決めることとなるだろう。
今シーズン、デ・リフトは右ひざのケガで2度の離脱を強いられており、公式戦11試合を欠場した。ここまで公式戦12試合出場、うち7試合は先発でピッチに立っているが、韓国代表DFキム・ミンジェ、フランス代表DFダヨ・ウパメカノに次ぐ3番手のような状況だ。先日にはドイツメディア『スカイスポーツ』によって、デ・リフトがバイエルンでの現状に不満を抱いており、来夏の移籍を模索する可能性があることも報じられていた。
現在、バイエルンではキム・ミンジェがAFCアジアカップカタール2023を戦う韓国代表に合流しているため、デ・リフトのケガはセンターバックの選択肢を狭めることにも繋がる。ウパメカノも慢性的な痛みに悩まされているものの、『スカイスポーツ』によると現地時間の17日にはトレーニングに合流予定。21日には次節のブンデスリーガでブレーメンとのホームゲームが控えているが、同試合には間に合う見込みだ。デ・リフトが不在となるため、11日にトッテナムからのレンタル移籍加入が発表されていたイングランド代表DFエリック・ダイアーが、ウパメカノとのコンビでデビューを飾ることになるかもしれない。
By サッカーキング編集部
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