シャルケのトップチームで出番が減少していた上月壮一郎 [写真]=Getty Images
シャルケに所属しているMF上月壮一郎が、今後はセカンドチーム(U-23チーム)を主戦場としてプレーすることとなった。現地メディア『WAZ』が16日に伝えた。
現在23歳の上月は京都サンガF.C.の育成組織を経て、2019年にトップチームへ昇格。2022年1月には当時ドイツ5部のデューレンに完全移籍で加入すると、2021-22シーズン後半戦はリーグ戦11試合の出場で5ゴール5アシストをマークし、チームの4部昇格に大きく貢献した。2022年夏にはシャルケのセカンドチームへ入団。2022-23シーズン前半戦はレギオナルリーガ・ヴェスト(4部相当)14試合の出場で8ゴール4アシストとインパクトを残し、プロ契約を締結していた。2023年1月21日に行われたブンデスリーガ第16節のフランクフルト戦で右サイド2列目に入りトップチームデビューを飾ると、続く同年1月24日開催の第17節ライプツィヒ戦では初ゴールも記録。5試合連続で先発出場を続けていたが、足首の負傷の影響で同年2月からは戦列を離れていた。
シャルケは2022-23シーズンのブンデスリーガを17位で終え、わずか1年での2部降格が決定。迎えた今シーズンは2部でもなかなか調子が上がらず、第17節終了時点で6勝2分9敗、勝ち点「20」で14位に沈んでいる。チームは昨年9月にトーマス・ライス監督を解任し、新たにカレル・ゲラーツ監督を招へいしていた。
ケガから戻ってきた上月は、ライス監督がチームを率いていたシーズン序盤戦こそ途中出場を含めて出場機会を得ていたものの、ゲラーツ新監督の下で序列が低下。リーグ戦では昨年10月22日に行われた第10節カールスルーエ戦、公式戦では10月31日に行われたDFBポカール2回戦のザンクト・パウリ戦を最後に出番がない。
ウインターブレイクが明け、シャルケは20日に第18節でMF奥川雅也が加入したハンブルガーSVをホームに迎える。チームは中断明けの一戦に向けてトレーニングを積んでいるものの、今回の報道によるとその中に上月の姿がないようだ。既にゲラーツ監督の下では構想外となっており、今後は再びセカンドチームを主戦場として戦っていくことになるという。
なお、上月は今季に入ってからトップチームの公式戦でメンバーを外れたこともあり、その際にはセカンドチームの一員としてレギオナルリーガ・ヴェストの試合に出場。ここまで3試合のピッチに立ち、3ゴール1アシストを記録していた。
今後は再び4部でのプレーがメインとなると目される上月。『WAZ』は今冬の移籍市場で新天地への移籍を希望していると報じたが、上月はどのような決断を下すだろうか。
By サッカーキング編集部
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