デ・リフトとトゥヘル監督 [写真]=Getty Images
バイエルンを率いるトーマス・トゥヘル監督が、同クラブに所属するオランダ代表DFマタイス・デ・リフトについて語った。20日、ドイツ紙『ビルト』がコメントを伝えている。
現在24歳のデ・リフトは母国の名門アヤックスで頭角を表し、2019年夏にユヴェントスへ完全移籍。3シーズンに渡って最終ラインの主軸として活躍すると、2022年夏には複数クラブからの関心が報じられたなか、推定6700万ユーロ(約107億円)の移籍金でバイエルンに加入した。同クラブではここまで公式戦通算55試合の出場で4ゴール1アシストをマークし、昨シーズンのブンデスリーガ制覇にも貢献している。
しかし、在籍2年目の今シーズンは韓国代表DFキム・ミンジェの加入や自身の度重なる負傷の影響により出場機会が減少。ここまで公式戦12試合に出場しているものの、スタメン起用は7試合に留まっており、トゥヘル監督下での序列低下が噂されている。
そんななか、ドイツメディア『スカイスポーツ』では、バイエルンはデ・リフトを今夏の移籍市場での放出候補としており、適切なオファーがあれば、売却に応じる可能性が高いとも伝えられた。また、そんなデ・リフトにはかつてアヤックスで師弟関係を築いたエリック・テン・ハフ監督率いるマンチェスター・ユナイテッドが関心を寄せているとも報じられており、去就には注目が集まっている。
このような状況の中で、バイエルンを率いるトゥヘル監督は21日に行われるブンデスリーガ第18節のブレーメン戦を前にした記者会見で、デ・リフトの去就について言及し、「私たちは彼を計画に入れている。彼は私たちの選手だ。トッププレーヤーであり、トップのキャラクターも持っている。そこに疑いの余地はない。彼は他の選手たちと同じように自分自身の力を証明しなければならない」と放出の噂を否定しつつ、残留を強調した。
指揮官から残留が強調されたデ・リフトだが、果たして今夏の移籍市場ではどのような結末を迎えるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト