デュッセルドルフで活躍中の田中碧 [写真]=Getty Images
デュッセルドルフに所属する日本代表MF田中碧にボルシアMG移籍の可能性が浮上しているようだ。5日、ドイツ紙『ビルト』が伝えている。
1998年9月10日生まれで現在25歳の田中は川崎フロンターレで頭角を表し、2021年7月にデュッセルドルフへレンタル加入。在籍初年度からボランチの主軸として活躍すると、翌年夏には完全移籍への移行が発表された。同クラブではここまで公式戦通算78試合に出場し7ゴール6アシストを記録。昨年夏には複数クラブからの関心が噂されるも残留に至り、今シーズンは公式戦23試合に出場5ゴール1アシストをマークしている。
そんな田中だが、今シーズン終了後にボルシアMGへ加入する可能性が浮上しているという。同クラブは準々決勝進出を果たしたDFBポカール(国内カップ戦)でここまで約320万ユーロ(5億1000万円)の収入を得たとのこと。今後の結果次第で金額がさらに増えることから、クラブはこの資金を補強予算に加え、夏の移籍市場で複数人の即戦力を獲得したいと考えているようだ。
今回の報道によると、デュッセルドルフとの現行契約が2025年6月末までとなっている田中については、移籍に関する合意が事実上成立しているとのこと。仮にU-21フランス代表MFクアディオ・コネの売却が確定事項となっていれば、今冬の移籍市場で加入していた可能性もあるようだ。なお、移籍金は250万ユーロ(約4億円)程度になる報じられている。
ボルシアMGはブンデスリーガで5度、DFBポカールで3回の優勝を誇る名門。現在は日本代表DF板倉滉が最終ラインの主軸として活躍し、先月にはU-22 日本代表FW福田師王がトップチーム昇格を果たした。今シーズンのブンデスリーガではここまで5勝6分9敗の勝ち点「21」で13位につけている。
今冬の移籍市場でもフライブルクやシュトゥットガルト、サッスオーロなどからの関心が報じられた田中。来シーズンはボルシアMGのユニフォームを着てプレーすることになるのだろうか。今後の動向に大きな注目が集まる。
By サッカーキング編集部
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