首位奪取を目指すバイエルンのトゥヘル監督 [写真]=Getty Images
バイエルンを率いるトーマス・トゥヘル監督が、10日に行われるブンデスリーガ第21節レヴァークーゼン戦への意気込みを示した。9日、同クラブの公式サイトがコメントを伝えた。
昨季途中から就任したトゥヘル監督の下、ブンデスリーガ12連覇を目指す今季は、ここまで勝ち点「50」を獲得。不安定さをはらむ試合内容は批判の的になることもあるが、無敗の首位レヴァークーゼンを勝ち点差「2」で猛追する底力は、バイエルンが絶対王者たる所以だ。
レヴァークーゼン戦の前日会見に臨んだトゥヘル監督は、「30チームが(レヴァークーゼンに)挑戦し、30チームが失敗した。最近は薄氷の勝利が何度かあった。彼らのペースは並外れている。それは彼らのクオリティのおかげだ」と、対戦相手を称賛。それでも、「私たちはわずか2ポイント差だ。隠れる理由はない。レヴァークーゼンに挑む準備はできている。勝つためにレヴァークーゼンへ行くんだ」と意気込みを示した。
「まだシーズン半ばだ。もしレヴァークーゼンが勝てば差は開くが、そこで終わりというわけではない。最初の1秒から最後の1秒まで、自分たち自身、そして相手に挑戦する。レヴァークーゼンは非常に安定していて、自分たちの限界に近いプレーをしている。我々は勝ち点2差で、まだ改善の余地があると感じている。次のステップに進む準備はできていると感じているし、レヴァークーゼンにプレッシャーを与えたい」
「2つのチームがこれほど高いレベルで勝ち点を獲得しているのはエキサイティングなことだ。私たちの歴史から見ても、とてもいいシーズンだ。自分たちができることに完全に集中している。勝ちたいなら、最高のパフォーマンスが必要だ。自分たちを証明したい一週間となる」
レヴァークーゼンを躍進に導く敵将シャビ・アロンソ監督については、「非常に重要な土台だ」と絶賛。「レヴァークーゼンは非常にタイトなスペースの中でビルドアップを行い、高い自由度を与えられた(フロリアン・)ヴィルツがライン間に顔を出す。私たちが高い位置で攻撃を仕掛けるなら、お互いの距離がかなり近くなってしまうだろう。そして彼らは同時に、深い守備と対峙しても、辛抱強くプレーできるベストチームの一つだ」と、対戦相手を分析した。一方でトゥヘル監督は、「私たちは、私たちが知っている知識だけに囚われてはならない」と、X・アロンソ監督の“奇策”に対する警戒も怠っていない。
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By サッカーキング編集部
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