PSGからの関心が報じられたバイエルンのFWニャブリ [写真]=Getty Images
パリ・サンジェルマン(PSG)がバイエルン所属のドイツ代表FWセルジュ・ニャブリに関心を寄せているようだ。12日、ドイツ紙『シュポルト・ビルト』が伝えている。
PSGを巡っては直近5シーズン連続でリーグ・アン得点王に輝いているフランス代表FWキリアン・エンバペとの現行契約が今年6月末で満了に。かねてから契約延長に向けた交渉が行われているものの、現時点で合意には至っておらず、夏のレアル・マドリード移籍も噂されるなど去就が不透明となっている。クラブは“絶対的エース”の退団に備えて後釜探しを進めており、ニャブリの名前もリストに含まれているようだ。
現在28歳のニャブリは2011年夏にアーセナルの下部組織へ加入し、2012年にトップチームデビューを果たした。その後はウェストブロムウィッチやブレーメンでのプレーを経て、2017年夏にバイエルンへ完全移籍加入。翌年夏にホッフェンハイムへのレンタル移籍から復帰すると徐々に主力に定着し、ここまで公式戦通算229試合出場82ゴール51アシストという成績を残している。
今回の報道によると、PSGはかねてからニャブリの動向を注視しており、現在はエンバペの後釜の有力候補に据えているとのこと。バイエルンの首脳陣と良好な関係性を築いているナセル・アル・ケライフィ会長が交渉を主導しており、夏の移籍市場での獲得の可能性が議論されているようだ。なお、バイエルンはニャブリとの現行契約を2026年6月末まで残しているが、去就については選手本人の意思を尊重する姿勢を示しているという。
昨シーズンはチームトップの公式戦17ゴールを挙げたニャブリだが、今シーズンは度重なる負傷の影響で欠場が続き、ここまで公式戦11試合出場1ゴールという不本意な成績に留まっている。果たして今年の夏にフランスへ新天地を求める可能性はあるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。
By サッカーキング編集部
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