先制点を奪ったレヴァークーゼンのフリンポン [写真]=Getty Images
ブンデスリーガ第24節が3日に行われ、ケルンとレヴァークーゼンが対戦した。
前節は退場者を出したマインツを下し、開幕から続く無敗をドイツ新記録となる「33」まで伸ばしたレヴァークーゼン。ブンデスリーガでは2位バイエルンに暫定「7」ポイント差をつけ、初のマイスターシャーレ獲得に向けて邁進中だ。今節は16位ケルンの本拠地に乗り込んでの一戦。一昨日の試合でバイエルンがドローに終わったため、勝利すれば“ライバル”に「10」ポイント差をつけ、タイトルレースにおいてさらに優位に立つこととなる。
最初の決定機は3分のレヴァークーゼン。敵陣内でのボール奪取を起点に右サイドへ展開すると、ジェレミー・フリンポンのグラウンダーの折り返しをパトリック・シックが落とし、ヨナス・ホフマンが右足ダイレクトで狙う。しかし、シュートは惜しくも枠の右へ外れ、先制点とはならず。対するケルンは11分、左サイドを独力で突破したリントン・マイナが鋭いクロスを送り、デヤン・リュビチッチが頭で合わせたが、枠を捉えることができなかった。
12分、グラニト・ジャカに対して後方から危険なチャージを行なったヤン・ティールマンにレッドカードが提示。ケルンは残り80分ほどを数的不利で戦うこととなった。その後、なかなか決定機を作れずにいたレヴァークーゼンだったが、37分にゴールをこじ開ける。左からアレハンドロ・グリマルドがグラウンダーのクロスを送ると、ホフマンの落としを受けたフロリアン・ヴィルツが右足を振り抜く。これはGKに阻まれるも、スローインのリスタートから再びグリマルドが低いクロスを送り、ファーサイドから走り込んだフリンポンが押し込みネットを揺らした。
その後が両チームがゴールに迫るシーンを作るも、スコアボードが動くことはなく、0-1のまま前半は終了した。
後半開始早々の51分、ケルンは右サイドの敵陣深くへ抜け出したラスムス・カルステンセンがゴール前へ鋭いクロスを供給。待ち構えていたサルギス・アダムヤンがダイレクトボレーを放ったが、シュートは惜しくも右ポストを直撃する。1点リードのレヴァークーゼンはゆったりとボールを保持しながらチャンスをうかがうも、目立ったシーンを作ることができない。ケルンはその後も何度か鋭いカウンターを見せ、10人ながら拮抗した展開に持ち込む。
レヴァークーゼンは65分に2枚替えを敢行し、ボルハ・イグレシアスとアミン・アドリを投入する。すると73分、左サイドの敵陣深くでルーズボールを拾ったアドリがボックス内左へ侵入。マイナス方向へ折り返すと、走り込んだグリマルドが相手GKの股を抜くシュートを沈め、リードを2点に広げた。その後のレヴァークーゼンは選手を入れ替えながらも主導権を握り続け、ケルンに反撃のチャンスを与えない。
試合はこのまま終了し、2-0で勝利したレヴァークーゼンがリーグ戦5連勝を飾り、2位バイエルンとの勝ち点差を「10」に広げた。次節、ケルンは9日にボルシアMGと、レヴァークーゼンは10日にホームでヴォルフスブルクと対戦する。
【得点者】
0-1 37分 ジェレミー・フリンポン(レヴァークーゼン)
0-2 73分 アレハンドロ・グリマルド(レヴァークーゼン)
By サッカーキング編集部
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