レヴァークーゼンが2発完勝で今季無敗を継続 [写真]=Getty Images
ブンデスリーガ第25節が10日に行われ、レヴァークーゼンとヴォルフスブルクが対戦した。
今シーズン開幕以来すべての公式戦を通じて無敗を維持しているレヴァークーゼン。ブンデスリーガではここまで20勝4分・勝ち点「64」という成績を残し、11連覇中の“絶対王者”バイエルンに暫定「7」ポイント差をつけて首位を快走している。今節は6連勝をかけて本拠地『バイ・アレーナ』にて13位ヴォルフスブルクと対戦。レヴァークーゼンのシャビ・アロンソ監督はフロリアン・ヴィルツやグラニト・ジャカら主力を順当にスタメン起用した。
レヴァークーゼンは序盤からボール保持率を高め、ヴィルツが前線の様々な場所に顔を出してチャンスの創出を試みる。しかし、守備時に5バックを形成するヴォルフスブルクをなかなか崩し切ることができず、シュートまで持ち込めない展開が続く。そんな状況で迎えた22分、ボックス手前左でボールを収めたジャカがワンタッチでボックス内へ浮き玉を供給し、相手DFの背後に抜け出したヴィルツが右足でシュートを放つ。決定的なチャンスを作ったが、相手GKと左ポストに阻まれ、先制点とはならなかった。
集中した守備でレヴァークーゼンに対峙しつつ、幾つかチャンスも作っていたヴォルフスブルクだが、28分にアクシデント発生。最終ラインでボールを失うと、モリッツ・イェンツがパトリック・シックを倒してしまい、この日2枚目のイエローカードで退場処分に。数的優位となったレヴァークーゼンは37分、左のニアゾーンを取ったアレハンドロ・グリマルドが巧みなファーストタッチで相手DFを外し、ライン際からクロスを供給。走り込んできたネイサン・テラが頭で押し込み、先制に成功した。レヴァークーゼンはその後もチャンスを作ったが決め切ることができず、1点リードで前半を折り返した。
後半もレヴァークーゼンのペースで試合が進む。数的不利のヴォルフスブルクは自陣の深い位置でブロックを形成し、相手チームの攻撃を最終局面で何とか食い止める展開が続く。ゴール前のスペースを消されたレヴァークーゼンは70分、ジャカがボックス手前から得意の左足を振り抜くも相手GKが好セーブ。直後にはグリマルドがミドルシュートを放ったが、枠の上へ外れた。
その後、シャビ・アロンソ監督はボルハ・イグレシアスやヨナス・ホフマン、アミン・アドリらを投入。82分、ボックス内で縦パスを引き出したイグレシアスが反転から右足を振り抜き、直後にはホフマンが強烈なミドルシュートを放つなど、途中出場の選手たちが積極的なプレーを見せる。すると86分、エセキエル・パラシオスがボックス内左へ浮き玉を送ると、これに反応したヴィルツがGKのニアサイドにダイレクトボレーを突き刺し、リードを2点に広げた。
試合はこのまま2-0で終了し、レヴァークーゼンがリーグ戦6連勝を飾った。次節、レヴァークーゼンは17日にアウェイでフライブルクと、ヴォルフスブルクは16日にホームでアウクスブルクと対戦する。
【得点者】
1-0 37分 ネイサン・テラ(レヴァークーゼン)
2-0 86分 フロリアン・ヴィルツ(レヴァークーゼン)
By サッカーキング編集部
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