去就に注目が集まっているA・デイヴィス [写真]=Getty Images
バイエルンは、所属するカナダ代表DFアルフォンソ・デイヴィスに去就の決断を迫っているようだ。24日、ドイツメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
現在23歳のA・デイヴィスは爆発的なスピードを誇る左サイドバック(SB)。2019年1月にメジャーリーグ・サッカー(MLS)のバンクーバー・ホワイトキャップスからバイエルンへ完全移籍で加入すると、徐々に出場機会を増やし、現在は最終ラインの主軸として活躍。今シーズンもここまで公式戦31試合に出場して1ゴール3アシストを記録している。
そんなA・デイヴィスの現行契約は2025年6月30日までとなっていることから、今夏の移籍市場で退団する可能性も浮上しており、レアル・マドリードからは熱烈な関心が寄せられていることも伝えられている。
バイエルンとしてはA・デイヴィスの売却を望んでいるわけではなく、契約延長オファーを提示している。しかし、これまで2029年までとなる年間総額1400万ユーロ(約23億円)相当のオファーを提示しているものの、同選手側が年俸最大2000万ユーロ(約33億円)を要求し続けているため、交渉は平行線を辿っている。
このような状況が続いているなか、要求額を支払うつもりのないバイエルンは、フリーでの退団を避けるために今夏に売却をして、代役を獲得するのかなどといった具体的な話し合いを進めるために、A・デイヴィス側に契約延長をする意思があるか、来週中にも決断を下すように迫っているという。
なお、バイエルンはA・デイヴィスを売却するのであれば、5000〜6000万ユーロ(約82〜98億円)ほどの移籍金を望んでいるようだが、正式なオファー提出の準備を進めていると見られているレアル・マドリードとしてはそのような大金を支払うつもりはなく、大幅な値下げを要求すると予想されており、クラブ間で合意できるかも移籍成立の焦点となりそうだ。
かつてバイエルンに所属し、現在はレアル・マドリードでプレーしているオーストリア代表DFダヴィド・アラバが、A・デイヴィスの加入を切望していることも報じられているが、果たしてA・デイヴィスはどのような決断を下すのだろうか。
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By サッカーキング編集部
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