バイエルンが敵地で5発快勝! [写真]=Getty Images
ブンデスリーガ第30節が20日に行われ、ウニオン・ベルリンとバイエルンが対戦した。
前節レヴァークーゼンが勝利したことにより、ブンデスリーガ12連覇の夢が潰えたバイエルン。現在は勝ち点「63」の2位につけているが、今シーズン好調を維持している3位シュトゥットガルトも同ポイントで背中を追っている。リーグ戦は今節を入れて残り5試合。2位の座を死守するためにも、勝ち点を落とせないゲームが続く。ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝ではアーセナルを撃破し、4シーズンぶりのベスト4進出が確定。勢いそのままに今節はリーグ戦での連勝を目指す。
バイエルンは開始早々の5分にハリー・ケインの強烈なミドルシュートで相手ゴールを脅かすも、その後はなかなかチャンスの数が増えない。敵陣内でボールは回せど、バイタルエリアの攻略に苦戦し、逆にショートカウンターで何度かピンチを招く。
それでも29分、GKマヌエル・ノイアーからのビルドアップで相手のプレスを剥がし、長い距離を持ち上がったジョシュア・キミッヒが右へ展開。マティス・テルがカットインからボックス内中央へパスを送ると、トーマス・ミュラーがこれをスルーし、後方から上がってきたレオン・ゴレツカがワントラップから右足の強烈なシュートをゴール右上隅へ突き刺した。バイエルンが見事な連携から先制に成功する。
リードを奪ったバイエルンは33分にリュカ・トゥサールの強烈なミドルシュート、41分にロビン・ゴセンスのボレーでゴールを脅かされるも、いずれもGKノイアーが好セーブ。すると45+1分、ケインが長い距離のFKを直接叩き込み、前半でリードを2点に広げる。ケインは今シーズンのリーグ戦33ゴール目となった。
後半開始早々の53分、敵陣中央でボールを引き出したゴレツカがスルーパスを送り、ボックス内左へ抜け出したエリック・マキシム・チュポ・モティングが右足で柔らかいクロスを送る。ファーサイドに走り込んだミュラーがダイレクトボレーをゴール上部に突き刺し、バイエルンが決定的な3点目を獲得。61分にはゴレツカが敵陣内でボールを奪い、ケインが繋いだボールを最後はテルがゴール左下隅に流し込み、さらにリードを広げた。
勢いに乗るバイエルンは66分に2次攻撃から追加点。こぼれ球を拾ったゴレツカが左からアーリークロスを送ると、走り込んだミュラーが難しい体勢からゴール右隅にヘディングシュートを流し込みネットを揺らす。その後はブライアン・サラゴサやコンラート・ライマーラらフレッシュな選手を投入しつつ、主導権を握ったまま時計の針を進めていく。
90+1分、ウニオン・ベルリンは途中出場のヨルベ・フェルテッセンが強烈なミドルシュートを突き刺し1点を返すも、反撃もそこまで。試合はこのまま1-5で終了し、バイエルンが公式戦3連勝を飾った。次節、ウニオン・ベルリンは28日にアウェイでボルシアMGと、バイエルンは27日にホームでフランクフルトと対戦する。
【得点者】
0-1 29分 レオン・ゴレツカ(バイエルン)
0-2 45+1分 ハリー・ケイン(バイエルン)
0-3 53分 トーマス・ミュラー(バイエルン)
0-4 61分 マティス・テル(バイエルン)
0-5 66分 トーマス・ミュラー(バイエルン)
1-5 90+1分 ヨルベ・フェルテッセン(ウニオン・ベルリン)
By サッカーキング編集部
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