去就に注目が集まるフンメルス [写真]=Getty Images
今夏に現行契約が満了となるドイツ代表DFマッツ・フンメルスだが、ドルトムント残留の可能性が浮上しているようだ。10日、ドイツメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
現在35歳のフンメルスはバイエルンの下部組織出身で、2007年1月にトップチーム昇格を果たした。その後は約1年半のレンタルを経て、2009年夏にドルトムントに完全移籍加入すると、センターバック(CB)の主軸としてブンデスリーガ制覇やDFBポカール優勝に大きく貢献。2016年夏にはバイエルンへ加入したが、3年後にドルトムントへ復帰し、現在に至るまで主力として活躍している。
2023-24シーズンは公式戦通算40試合に出場し4ゴール1アシストをマーク。チャンピオンズリーグ(CL)では11年ぶりの決勝進出に貢献し、同大会のベストイレブンに選出されるなど存在感を示した。しかし、昨年5月に延長したクラブとの現行契約が6月末で満了を迎えることから、現時点で今夏の去就は不透明となっている。
契約延長の可能性は低いと見られていたフンメルスだが、ドルトムント残留のシナリオも存在する模様。その条件とは、2022年夏からトップチームを率いているエディン・テルジッチ監督の退任であり、フンメルスはその旨をクラブ内部に通達済みだという。『スカイスポーツ』によると、フンメルスはテルジッチ監督の戦術に疑問を呈しており、両者の関係は緊張状態にあるとのこと。しかしながら、チームをCL決勝に導いたことから、同監督が今夏に退任する可能性は低いと報じられている。
なお、契約満了が迫るフンメルスだが、引き続き欧州でのキャリア継続を希望しており、サウジ・プロフェッショナルリーグやメジャーリーグ・サッカー(MLS)への移籍は検討していないとのこと。直近ではミランやローマからの関心が明らかになっている。
By サッカーキング編集部
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