今夏の去就に大きな注目が集まっていたシェシュコ [写真]=Getty Images
ライプツィヒは12日、スロベニア代表FWベンヤミン・シェシュコとの契約延長を発表した。新たな契約期間は2029年6月30日までとなっている。
今夏の去就に大きな注目が集まっていた若き大型ストライカーが、来シーズンもブンデスリーガでプレーすることになった。シェシュコを巡っては、FW補強を画策中のアーセナルを筆頭に、マンチェスター・ユナイテッド、チェルシーなど複数のメガクラブからの関心が明らかになっていたが、最終的にはライプツィヒ残留を決断。なお、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、2025年および2026年の退団の可能性については“紳士協定”が結ばれているという。
現在21歳のシェシュコは身長195cmのストライカー。2019年にオーストリアの名門ザルツブルクへ加入すると、セカンドチームのリーフェリング(オーストリア2部)で経験を積み、2021年夏にトップチーム昇格を果たした。2022-23シーズンにリーグ戦30試合で16ゴール4アシストを記録し、昨年夏にはライプツィヒへ完全移籍加入。初年度から前線の主軸として活躍し、公式戦通算42試合出場18ゴール2アシストという成績を残した。
また、2021年6月にデビューを飾ったスロベニア代表では、ここまで国際Aマッチ通算29試合に出場し11ゴール6アシストをマーク。間も無く開幕するEURO2024での活躍にも期待が集まっている。
ライプツィヒとの新たな契約にサインしたシェシュコはクラブ公式サイトを通じて次のような喜びを語っている。
「ライプツィヒでの最初の1年は良いものだったし、ここにいられて本当に幸せだよ。チーム、クラブ、街、ファン全てが僕にとって素晴らしいものだった。だからこそ、早期の契約延長は僕にとって当然のステップだったよ。シーズン前半戦はそれほど多くプレーできず、得点も少なかったが、この期間は僕の成長にとって非常に重要な期間だった。クラブ全体から多くの信頼と感謝を感じており、それが自分の能力を最大限に発揮するために不可欠だった。シーズン後半戦はゴールで恩返しをすることができたよ」
「僕たちのチームは大きな可能性を秘めており、若い選手と経験豊富な選手がバランス良く混在している。このチームで次のステップに進むのが非常に楽しみだよ。最初のシーズンで多くのことを達成し、質の高さや卓越したサッカーをピッチ上で何度も示すことができた。しかし、まだまだやるべきことがたくさんある。それが今の僕たちの共通の目標だ」
By サッカーキング編集部
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