バイエルンへの加入が決まった伊藤洋輝 [写真]=Getty Images
バイエルンは13日、シュトゥットガルトから日本代表DF伊藤洋輝を完全移籍で獲得したことを発表。ドイツメディア『スカイ』が同選手の特集を掲載した。
現在25歳の伊藤は、ジュビロ磐田の下部組織出身で2018年にトップチームへと昇格。2019年シーズンは期限付き移籍により名古屋グランパスでプレーし、磐田に復帰後の2021年夏にはシュトゥットガルトにレンタル移籍で加入した。翌年夏に完全移籍へ移行すると、センターバック(CB)や左サイドバック(SB)を主戦場にしながら公式戦通算97試合に出場し2ゴール5アシストをマーク。2023-24シーズンも主力として活躍し、ブンデスリーガで2位フィニッシュを果たしたクラブの躍進を支えた。
そんななか、『スカイ』はバイエルンへの加入が決まった伊藤の特集を掲載し、「伊藤の移籍を支持する重要な論拠は、彼が左利きであることだ」と主張。クラブ内に左利きのCBが不足していることが、トーマス・トゥヘル前監督時代から問題視されていたと説明しつつ、昨夏は当時ビジャレアルに所属していたスペイン代表DFパウ・トーレス(現在はアストン・ヴィラ所属)、最近まではチェルシーに所属するイングランド代表DFレヴィ・コルウィルと、継続的に同条件の選手獲得を画策し続けていたと指摘している。
また、伊藤がCBで起用される予定でありながら、SBでもプレー可能であることにより、「バックラインに柔軟性を与える」と加入のメリットを解説。レヴァークーゼンに所属するドイツ代表DFヨナタン・ター獲得に向け、バイエルンが交渉を継続すると報じながら、オランダ代表DFマタイス・デ・リフトとフランス代表DFダヨ・ウパメカノが同クラブを退団する可能性があるとの見方を示した。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト