去就に注目が集まるコマン [写真]=Getty Images
バイエルンに所属するフランス代表FWキングスレイ・コマンに母国復帰の可能性が浮上しているようだ。27日、ドイツ紙『ビルト』が伝えている。
12年ぶりの無冠という不本意な結果で2023-24シーズンを終えたバイエルンは、ヴァンサン・コンパニ監督の下での再出発に向けて、今夏の移籍市場での戦力拡充を画策。シュトゥットガルトに契約解除金の3000万ユーロ(約51億円)を支払い日本代表DF伊藤洋輝を獲得したほか、フルアム所属のポルトガル代表MFジョアン・パリーニャやクリスタル・パレス所属のフランス人MFミカエル・オリーズらへの関心が明らかになっている。
その一方で、クラブはスカッドの肥大化の防止や補強資金の捻出を目的とした既存戦力の売却も検討している模様。オランダ代表DFマタイス・デ・リフトやドイツ代表MFジョシュア・キミッヒ、同MFレオン・ゴレツカらが売却候補と報じられるなか、2017年夏の加入以降ウイング(WG)の主軸として活躍し、ここまで公式戦通算294試合出場63ゴール66アシストを記録しているコマンについても、今夏の退団の可能性が浮上しているようだ。
今回の報道によると、クラブ間での接触こそないものの、パリ・サンジェルマン(PSG)がコマンの関係者と連絡を取り合っており、今後獲得に乗り出す可能性があるという。オリーズの加入が正式決定した場合には退団の可能性が高まると報じられているコマンだが、選手本人も今夏の他クラブ移籍を選択肢に入れているようだ。仮に今夏にPSGへの移籍が決定した場合、同選手にとっては約11年ぶりの“古巣”復帰となる。
なお、コマンと同じくWGを主戦場とし、今夏のバイエルン退団が噂されているドイツ代表FWセルジュ・ニャブリについては、移籍の意思を示しておらず、クラブとの契約延長を望んでいるようだ。コマンに対しては、ハンジ・フリック監督が就任したバルセロナからの関心も報じられているが、バイエルンは条件次第で今夏の売却を決断する可能性があるという。
By サッカーキング編集部
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