シュトゥットガルトに所属するギラシ [写真]=Getty Images
シュトゥットガルトに所属するギニア代表FWセール・ギラシが、ドルトムントによる追加のメディカルチェックを通過したようだ。16日、ドイツメディア『スカイ』が伝えている。
現在28歳のギラシは、2013年にフランスのラヴァルでプロキャリアをスタート。2015年からリールでプレーすると、レンタル先のオセールで頭角を表し、ケルンに加入した。その後は、フランスの複数クラブを経て2022年夏にシュトゥットガルトへとレンタル移籍。リーグ戦22試合出場11ゴールを記録して、クラブのブンデスリーガ残留に貢献した。完全移籍に移行した2023-24シーズンは、公式戦通算30試合に出場し30ゴール3アシストをマーク。ブンデスリーガで躍進したクラブを2位フィニッシュに導き、15年ぶりとなるチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得の原動力となった。
リーグの得点ランキングで2位に輝いたことにより、今夏のステップアップが噂されていたギラシ。なかでもドルトムントは早い段階から同選手との交渉を進め、シュトゥットガルトに対して契約解除金の1800万ユーロ(約31億円)を支払い、2028年6月末までの4年契約を締結することが濃厚と6月下旬に報じられていた。
しかし、ドルトムントは今月10日にクラブの公式Xにて、「セール・ギラシのメディカルチェックにおいて、さらなる解明が必要な負傷が発見された」と声明を発表。現地メディアは、ギラシがシュトゥットガルトに戻った上で、膝の外側じん帯損傷における追加検査に臨む必要があると伝え、契約締結に向けた動きが一時的にストップしたと指摘した。
そんななか、同メディアによるとパリで行われた追加のメディカルチェックにより、ギラシの負傷は手術が不必要であると判断された模様。保存療法によって数週間は離脱を強いられるものの、ドルトムント側は加入に向けた許可を認め、18日には正式にサインされる見込みのようだ。
By サッカーキング編集部
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