EURO2024でも活躍した(左)X・シモンズと(右)ダニ・オルモ [写真]=Getty Images
バイエルンは今夏の移籍市場で複数のアタッカーの獲得を目指しているようだ。17日、ドイツメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
12年ぶりの無冠という不本意な結果で2023-24シーズンを終えたバイエルンは、今夏の移籍市場での戦力強化を画策。シュトゥットガルトに契約解除金の3000万ユーロ(約51億円)を支払い日本代表DF伊藤洋輝を獲得したほか、クリスタル・パレスからU-23フランス代表FWミカエル・オリーズ、フルアムからポルトガル代表MFジョアン・パリーニャを新戦力としてスカッドに迎え入れている。
すでに3人の新戦力を獲得したバイエルンだが、攻撃のオプション強化に向けて、さらなる補強に乗り出す可能性が高いという。現時点で具体的な関心を寄せてるのが、ともに中盤の攻撃的ポジションやウイング(WG)を主戦場とするパリ・サンジェルマン(PSG)所属のオランダ代表MFシャビ・シモンズとレンヌ所属のU-23フランス代表FWデジレ・ドゥエ。前者については、基本的な契約内容について選手サイドと合意に達したとも報じられており、PSGとの間でも交渉が進行中だとう。一方、後者については最初のオファーをレンヌに拒否されたものの、バイエルンは2度目の入札を検討しているようだ。
また、ライプツィヒの攻撃の主軸として活躍し、今夏のEURO2024でスペイン代表の優勝に大きく貢献したダニ・オルモもバイエルンが関心を寄せるアタッカーの1人だという。同クラブはX・シモンズおよびドゥエとの契約を優先しているものの、いずれかの交渉が破談した場合には、ダニ・オルモの獲得に乗り出す可能性があるようだ。6000万ユーロ(約103億円)に設定された契約解除条項の期限は7月20日となっているが、ライプツィヒはそれ以降も交渉に応じるものと見られている。
なお、バイエルンは既存のアタッカーの売却についても検討している模様。売却候補の筆頭と目されているのがフランス代表FWキングスレイ・コマンで、フェネルバフチェやPSGからの関心が明らかになっている。ドイツ代表FWセルジュ・ニャブリについてもオファー次第で売却に踏み切る見込みと報じられているが、選手自身はバイエルンでのプレー継続を希望しているという。一方で、ドイツ代表FWレロイ・サネには契約延長の可能性が浮上しているようだ。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト