去就に注目が集まるキミッヒ [写真]=Getty Images
バイエルンに所属すドイツ代表MFジョシュア・キミッヒがパリ・サンジェルマン(PSG)への移籍を拒否したようだ。6日、『スカイスポーツ』や『ビルト』など複数のドイツメディアが伝えている。
2023-24シーズンを12年ぶりの無冠という不本意な結果で終えたバイエルンは、今夏に指揮官交代と積極補強を敢行。38歳のヴァンサン・コンパニ新監督を迎え、日本代表DF伊藤洋輝やポルトガル代表MFジョアン・パリーニャ、U-23フランス代表FWミカエル・オリーズを即戦力として獲得した。一方で複数の選手に退団の可能性が浮上しており、モロッコ代表DFヌサイル・マズラウィやフランス代表FWキングスレイ・コマンらが売却候補と見られている。
2015年夏にシュトゥットガルトから加入し、右サイドバック(SB)やボランチを主戦場にここまで公式戦通算390試合に出場しているキミッヒも今夏の退団が噂されている選手の一人。現行契約が2025年6月末までとなっていることから、来夏のフリートランスファーでの流出を避けるべく、適切なオファーが届いた場合にはバイエルンが今夏の売却に踏み切る可能性が高いと報じられていた。
しかし、ここへ来てキミッヒにバイエルンとの契約延長の可能性が浮上しているようだ。報道によると、PSGが獲得に向けた具体的な動きを見せていたものの、選手本人がリーグ・アン王者への移籍を拒否し、今夏の残留を希望する旨をバイエルン側に伝達したとのこと。残留の可能性が高まったことを受け、フリートランスファーでの流出を何としても避けたいバイエルンはキミッヒと来夏以降の契約に関する話し合いを開始したという。
なお、契約延長が短期間で成立する見込みはなく、今後数カ月に渡って両者の交渉が続くことが予想されている。また、仮に契約延長で合意に達した場合にも、2000万ユーロ(約32億円)と報じられているキミッヒの年俸は減額される可能性が高いようだ。
By サッカーキング編集部
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