バイエルンとの現行契約が2026年夏までとなっているニャブリ [写真]=Getty Images
去就に注目が集まっていたドイツ代表FWセルジュ・ニャブリだが、今夏はバイエルンに残留する可能性が高いようだ。12日、ドイツメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
12年ぶりの無冠という不本意な結果で昨シーズンを終えたバイエルンは、覇権奪還を目指す新シーズンに向けて今夏の移籍市場での戦力強化を敢行。シュトゥットガルトに契約解除金の3000万ユーロ(約48億円)を支払い日本代表DF伊藤洋輝を獲得したほか、ポルトガル代表MFジョアン・パリーニャとU-23フランス代表FWミカエル・オリーズを新戦力して迎えた。一方で、複数の既存戦力には退団の可能性が浮上している。
現行契約が2026年6月末までなっているニャブリも今夏の退団が囁かれていた選手の一人。しかし、獲得を狙っていたU-23フランス代表FWデジレ・ドゥエのパリ・サンジェルマン(PSG)加入が濃厚となったことを受け、現在は残留の可能性が高まっているようだ。今夏に就任したヴァンサン・コンパニ監督も同選手のプレシーズンのパフォーマンスに感銘を受けており、新シーズンの活躍に期待を寄せているという。
現在29歳のニャブリはアーセナルの下部組織出身で、2012-13シーズン途中にトップチームデビューを飾った。その後はウェスト・ブロムウィッチとブレーメンでプレーし、2017年夏にバイエルンへ完全移籍加入。ホッフェンハイムへの1年間のレンタルを経て主力に定着すると、ここまで公式戦通算238試合に出場し86ゴール53アシストをマークしている。
なお、ニャブリと同じくウイング(WG)を主戦場とするフランス代表FWキングスレイ・コマンについては依然として退団の可能性があるとのこと。直近ではバルセロナやアーセナルがレンタルでの獲得に興味を示していると報じられている。
By サッカーキング編集部
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