バイエルンのケインがハットトリック達成! [写真]=Getty Images
ブンデスリーガ第7節が19日に行われ、バイエルンとシュトゥットガルトが対戦した。
今夏にヴァンサン・コンパニ新監督を迎えたバイエルンは、開幕から公式戦6連勝とスタートダッシュに成功。しかし、直近は内容で優位に立ちながらもハイラインの裏を突かれる場面も散見され、3試合連続で白星を逃している。公式戦4試合ぶりの勝利を目指す今節はシュトゥットガルトのホームに乗り込んでの一戦。昨シーズンのブンデスリーガを2位で終えた“難敵”相手にどのようなパフォーマンスを見せるのだろうか。
開始早々の3分、バイエルンはアルフォンソ・デイヴィスとラファエル・ゲレイロの両サイドバック(SB)が絡んだ攻撃からセルジュ・ニャブリにシュートチャンスが訪れる。しかし、その直後にアクシデント発生。ハイボールを競り合ったアレクサンダル・パヴロヴィッチが着地の際に負傷し、8分にジョアン・パリーニャとの交代を余儀なくされた。試合はバイエルンがボールを保持する展開が続くも、互いに大きなチャンスがないまま進んでいく。
バイエルンは最前列に入るハリー・ケインやミカエル・オリーズとニャブリの両翼が積極的にDFラインへ走り込むも、シュトゥットガルト守備陣が最終局面で集中した対応を続け、決定機を作らせない。前半は最後まで緊迫した展開が続き、スコアレスのまま終了した。
後半開始早々の51分にバイエルンが決定機を創出。オリーズが巧みなボールキープからボックス内右へスルーパスを送ると、抜け出したニャブリが低く速いクロスを供給。ゴール前にケインが飛び込んだが、わずかに届かずシュートは打てなかった。一方のシュトゥットガルトは54分、ボックス内で粘ったジェイミー・ルウェリングが繋ぎ、右サイドから走り込んできたヨシュア・ヴァグノマンがダイレクトで合わせたが、枠を捉えることができなかった。
試合の均衡が破れたのは57分、敵陣バイタルエリアでジョシュア・キミッヒのパスを受けたケインが遠い距離から右足を一閃。低く鋭いシュートがゴール左下隅に突き刺さり、バイエルンが先制に成功した。60分にはニャブリが左からシュート性のクロスを供給し、トーマス・ミュラーが巧みに後方へ落とす。最後は混戦からケインが右足でネットを揺らし、一気にリードを2点に広げた。
68分に3枚替えを敢行し、レロイ・サネ、キングスレイ・コマン、コンラート・ライマーを投入したバイエルンは、その後も優位に試合を進める。80分にはA・デイヴィスとコマンの連携で左サイドを崩し、ボックス手前に溢れたボールをパリーニャがミドルで狙う。DFに当たったこぼれ球をケインが押し込み、ハットトリックを達成した。
89分にはコマンが今シーズン初ゴールを記録し4点差に。試合はこのまま4-0で終了し、バイエルンが公式戦4試合ぶりの白星を手にした。なお、シュトゥットガルトのチェイス・アンリは86分から出場した。次節、バイエルンは27日にアウェイでボーフムと、シュトゥットガルトは26日にホームで町野修斗が所属するホルシュタイン・キールと対戦する。
【得点者】
1-0 57分 ハリー・ケイン(バイエルン)
2-0 60分 ハリー・ケイン(バイエルン)
3-0 80分 ハリー・ケイン(バイエルン)
4-0 89分 キングスレイ・コマン(バイエルン)
By サッカーキング編集部
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