センターバックとして先発したチェイス・アンリ(左)[写真]=Getty Images
ブンデスリーガ第9節が11月1日に行われ、レヴァークーゼンとシュトゥットガルトが対戦した。
ここまで8試合を消化したブンデスリーガで4勝3分1敗を記録し、勝ち点「15」の3位につけているレヴァークーゼン。シャビ・アロンソ監督のもと昨季は無類の強さでリーグ王者に輝いた同クラブは、今季も開幕から好スタートを切った。対するは、勝ち点「12」の8位につけているシュトゥットガルト。現在は公式戦3連勝中と調子を上げており、29日のDFBポカール2回戦でフル出場したDFチェイス・アンリは、今節もセンターバックとして先発に名を連ねた。
試合は開始早々の4分にアクシデントが発生。シュトゥットガルトのジェイミー・レヴェリングが左足のアムストリングを痛めて負傷交代を余儀なくされた。
14分にはレヴァークーゼンが最初の決定機を創出。自陣左サイドを持ち上がったエドモン・タプソバがスルーパスを送り、同サイドを駆け上がったピエロ・インカピエがDFラインを抜け出す。左足でゴール前に折り返すと、待ち受けていたアレハンドロ・グリマルドがダイレクトでシュート。しかし、ボールはGKアレクサンダー・ニューベルに弾かれ、こぼれ球もアントニー・ルオーにクリアされた。
立ち上がりはホームのレヴァークーゼンが立て続けにチャンスを作るものの、チェイス・アンリが体を張った粘り強い守備でシュトゥットガルトのゴールを守る。
攻勢を強めるレヴァークーゼンは、32分にハーフライン付近でフリーキックを獲得。ショートパスでリスタートし、リターンを受けたグラニト・ジャカが左足で柔らかいロングボールを送る。左サイドの背後に走り出したヴィクター・ボニフェイスがドリブルで切り込み、パスを受けたジェレミー・フリンポンが押し込んでゴールイン。だが、ボニフェイスがオフサイドと判断されたことで得点は取り消された。
さらに41分、レヴァークーゼンが左サイドでコーナーキックを奪取。キッカーを務めたフロリアン・ヴィルツがニアに鋭いクロスを蹴り入れ、飛び込んできたタプソバが頭で反応。完璧なタイミングで合わせたヘディングだったが、ボールは惜しくもクロスバーに嫌われた。
ファウル増加によってゲームが荒れ始めるなか、53分にチェイス・アンリがミスからピンチを招いてしまう。自陣で得たフリーキックから前線にボールを送るが、ミスキックとなったことでレヴァークーゼンがカット。そのままカウンターに移行し、ボニフェイスが右足で強烈なシュートをお見舞い。シュトゥットガルトは窮地に陥ったが、ボールがポストに直撃したことで難を逃れた。
結局、そのまま試合は0-0で終了。レヴァークーゼンは今季初の無得点に終わった。次節、レヴァークーゼンはチャンピオンズリーグ(CL)を挟んで9日にアウェイでボーフムと対戦。シュトゥットガルトはCLを挟んで10日にホームでフランクフルトと対戦する。
【得点者】
なし
By サッカーキング編集部
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