ブンガートSDが佐野海舟の去就に言及した [写真]=Getty Images
マインツのスポーツ・ディレクター(SD)であるニコ・ブンガート氏が、同クラブMF佐野海舟の去就に言及した。21日、ドイツ紙『フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング』が伝えている。
現在24歳の佐野は、昨年7月に鹿島アントラーズからマインツに移籍すると、すぐにスタメンの座を確保。今季ここまでリーグ戦全試合に先発出場中で、リーグ3位と躍進するマインツを支えている。
一部ではビッグクラブからの関心も報じられるなか、マインツのSDを務めるブンガート氏が佐野の将来について言及。「海舟は数年後にビッグクラブのプレーヤーになれる、素晴らしい可能性を秘めた選手だ」と認めたうえで、「彼はブンデスリーガに来てまだ半年しか経っていないし、他の大陸へ移籍したばかりということを考えれば、マインツで安定してプレーし続けるのが得策だろう」と述べた。
マインツは昨夏にU-21ドイツ代表FWブラヤン・グルダをブライトンへ売却し、3150万ユーロ(約50億9000万円)の移籍金を得たとされている。ブンガートSDは「我々には放出しなければいけない選手はいない。いつでも、何度でも『ノー』を突きつけることができる。これは大きなメリットだ」と、現段階で佐野を放出する意思はないことを明言した。
ただ、そのうえで「マインツが移籍期間に一切選手を入れ替えずに終わったことはほとんどない」と語り、「主力選手であれ、控え選手であれ、毎年選手が去る可能性は受け入れなければいけない」と今後の可能性に含みをもたせた。
なお、ブンガートSDは、ドイツ代表に選出されたFWヨナタン・ブルカルトとMFナディーム・アミリの去就についてもドイツメディア『VRM』で語っている。
まず、ブルカルトについては「我々には2つのシナリオがある。1つはジョニー(ブルカルトの愛称)が残り、彼が出場を望んでいる欧州カップ戦で我々と一緒にプレーすること。これが夢のシナリオだ。もう1つは、ブライトンに移籍したブラヤン・グルダと同じく我々がクラブと交渉するというものだ。もちろん、1つ目のシナリオのほうがはるかに好ましい」と語った。
次に、アミリについては「ナディームは、マインツでの自分に対する評価をよく理解している。家庭環境と魅力的なスポーツ環境をあわせて、彼にいい条件を提示できる。我々は非常に楽観的だ」と、残留に向けて自信を覗かせた。
By サッカーキング編集部
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