15日に行われるセリエA第28節で、ヴェローナと日本代表DF長友佑都のインテルが対戦する。
リーグ戦27試合を終えて11勝11分け5敗、勝ち点44で5位のインテル。敵地での一戦を前に、ヴァルテル・マッツァーリ監督が選手について語った。クラブの公式HPが伝えている。
マッツァーリ監督は、1月にラツィオから加入したブラジル代表MFエルナネスについて、「彼はいくつかの問題があって、まだトップコンディションではない。でも、彼の存在が重要であることには変わりはない。豊かな人間性と高度なテクニックを誇る選手であるだけに、チーム全体に力と勇気を与えるんだ。彼の加入は、その意味でも大きなプラスになった」と、コメントした。
また、アルゼンチン代表FWロドリゴ・パラシオにも言及し、「パラシオはすばらしいシーズンを送っている。ゴールを決める以外に、彼はチームのためにどれだけ走っていることか。これは基本となることだ。現代のサッカーでは、FWというのは、彼のようにプレーしないといけない。まずチームのことを考えて、自分が得点するのはその後だ。この精神を持っていれば、やがて報われるものだよ」と、話した。
そして、「イタリアのリーグは特殊なもので、シーズン序盤はどのクラブも正面から打ち合うのに、勝ち点が貴重になってくると、戦術重視のサッカーが主流となる。従って、シーズン後半戦を、前半戦と同じ感じで戦うのは難しい」と、今後の戦いを展望した。