リヴァプールがミランを破った [写真]=Liverpool FC via Getty Images
プレシーズンマッチ「インターナショナル・チャンピオンズカップ」のグループB第6試合が2日に行われ、リヴァプールと日本代表MF本田圭佑のミランが対戦。本田はベンチスタートだった。
7月27日の初戦でオリンピアコスを1-0で破ったリヴァプールは、30日の第2戦でマンチェスター・CをPK戦の末に撃破。1試合を残して勝ち点5としている。2日にオリンピアコスがマンチェスター・CをPK戦で破ったことにより、同勝ち点で3チームが並んだが、直接対決での成績で上回るリヴァプールが首位を確定。ミラン戦の結果にかかわらず、決勝に進むことが決まった。
リヴァプールは今節、ラヒム・スターリングやジョーダン・ヘンダーソンらが先発出場。サウサンプトンから新加入のリッキー・ランバートも前線で先発メンバーに名を連ねた。
一方のミランは、24日の初戦でオリンピアコスに0-3と完敗。第2戦ではマンチェスター・Cに1-5と大敗を喫している。ジャンパオロ・パッツィーニが3トップの中央に入り、右にエムベイェ・ニアン、左にステファン・エル・シャーラウィが並んだ。
先制したのはリヴァプールだった。17分、ミランの自陣でのビルドアップにジョー・アレンがプレスをかけ、マイケル・エッシェンからボールを奪う。アレンのシュートは左ポストに弾かれ、こぼれ球に詰めたスターリングのシュートもGKクリスティアン・アッビアーティに阻まれたが、最後はアレンがシュートを決めた。さらに27分、リヴァプールはPKを獲得したが、ランバートのシュートはGKアッビアーティにセーブされた。前半は1-0で終了した。
ミランは後半開始からマリオ・バロテッリを投入し、1トップに据えた。66分には、本田ら3選手が途中出場。本田は右ウイングの位置に入った。78分、本田はセンターサークル付近へカットインすると、最終ラインの背後へ浮き球のパス。走り込んでいたニアンに渡り、ペナルティーエリアに入ってシュートを放ったが、相手GKに阻まれて得点はならなかった。
リヴァプールは89分、左サイドのフィリペ・コウチーニョに展開したスソがペナルティーエリア手前でリターンパスを受けると、左足ダイレクトでゴール右隅に決めた。試合は2-0で終了。リヴァプールが完封勝利を収めた。ミランは3連敗で、得点1、失点10という結果で大会を終えた。
インターナショナル・チャンピオンズカップには8クラブが参加。2グループに分かれての1次リーグ全日程が終了し、グループB首位のリヴァプールは、8月4日の決勝で日本代表MF香川真司のマンチェスター・Uと対戦する。